草津温泉  湯籠りの里 緑風亭

http://www.kusatsu.ne.jp/ryokufutei/index.htm

2005年12月10日(土) 3人泊 @14000円(税抜き)
 

 

 

本日はお嬢2とイケメンが一緒なので、露天がある、どちらかというと草津的でないお宿に。

よく晴れている。

軽井沢ではもうスキーができる。

 

草軽バスの車窓は雪景色。

 

温泉口バスターミナルまで、車で迎えに来てくれる。

温泉街のはずれ、西の河原公園の北、ベルツ通り方面。

 

石像にお出迎えされて…

 

2時ちょうど。

粉雪の舞う中、5〜6分でお宿に到着。

スタッフは若いお嬢さんたち。

 

こぢんまりとした12部屋のお宿。

右手フロントの通路脇奥はお食事処、左にロビー、正面通路はお風呂へ。

 

こぎれいなロビー。

 

今回なぜか8畳2間の特別室。

廊下は畳敷き。

入り口ドア横に暖房用のヒーターがあって暖かい。

手前の部屋は寝室用。

若女将に案内されて。

 

奥の8畳でくつろぐ。

外は零下だがあったか〜い!

 

ときどき思い出したように薄日がさすが、おおむね曇っていてさらさらと細かい雪が舞う。

 

洗面台脇のアメニティは充実。

ドライヤー、女性用に髪留め用のゴムまである。

 

冷蔵庫はゆとりあり。

上の棚にコーヒーのパックもあり。

 

14インチテレビ、お茶セット、金庫。

 

トイレはシャワートイレ。

ここにも暖房が完備。

 

去年作成された「草津温泉旅館協同組合加盟旅館 源泉引湯状況一覧表」を見ると、111軒の旅館とペンション、別館登録が6軒、計117軒の旅館が載っているが、私の泊まってみたい宿がなぜか3軒入っていなかった。

ここはそのうちの1軒である。

源泉が何か分からなかったので予約のときに聞いたら、万代鉱とのことであった。

万代鉱、草津の源泉の中で一番高温で酸性度が高い。

出かける2日前に宿から確認の電話があり、ご主人としばしおしゃべりしてしまった。

「とても寒いですから、充分に暖かい服装でお越しください」

さ〜て、万代鉱デビューよ〜

 

お湯は透明で湯口からはかなり熱いお湯が出ている。

2年前に新装オープンしたとのことだが、湯口にはもうびっしりと成分が付着している。

入るときにピリッと熱く、出るときもピリッとする。

やはり独特の気持ちよさがある。

いいね〜

 

 

お風呂の前の湧水。

草津であちこち湧水を見つけると飲んでみるが、今はやりのコントレックスやクールマイヨールなどが霞んでしまうほどの硬度で、ミネラルたっぷりで体によさそうだけど、ひじょーにまずい。

この水はそんなにまずくはないが、おいしくはない。

ダイエットにはいいかもね。

 

今回の私の目的は、西の河原公園の露天風呂に入ることにあった。

小雪降る中を宿から10分ほどの露天風呂目指して。

 

「あそこの湧水、飲んでみ!」 
(まずいので私は飲まない)

イケメン絶句。

お嬢2 「まずいよ〜! 吐きそう…」

 

お地蔵さんに雪が積もって、これからの長い、厳しい冬の幕開き。


 

プールみたいな露天は好きじゃないけど、ここはなぜか入ってみたかった。

源泉・西の河原の湯、デビューよ〜

お湯の流れに、熱いところと温いところがあって、適当な温度のところを探して首まで浸かる。
 

 

風が吹くともうもうたる湯気が回り、小雪がちらつく中、湯気の切れ目で山々が見え、そしてまた隠れ…

 

湯口というより、滝となって落ちるお湯が圧巻。

入った価値あり!

 

明日買うお土産を物色しながら、夕暮れの湯畑に。

ライトアップ・クリスマスバージョン。

湯畑下の焼き鳥屋さん。

目の前で焼いてくれておいしい。

晩ご飯前だから控えめに。

 

 

お宿に帰って一休みの後、晩ご飯。

 

前菜は牛肉のゴボウ巻き、山芋とイクラ、里芋、ムカゴ、柿の酢の物など。

 

鱒と野菜。ドレッシングをかけていただく。

 

生湯葉、ごまのソースかけ。

 

ラム肉のしゃぶしゃぶ、くさみを消すために梅干入り。

 

大根、フォアグラのせ。

 

揚げたて天ぷら、朝鮮人参、ししとう、舞茸など。

 

リンゴのグラタン、中にリンゴの角切りがコロコロ。

チーズ、クリームソース。

この他に、つくしたけ、舞茸、やまぶしたけ、クコ、なつめが入った土瓶蒸し、古代米のご飯とお吸い物、デザートはシューアイス。

いろいろ工夫して、努力が伺える。

イケメン&お嬢の評価は「福島のグラン・デコよりずっといいよ〜」でした。

夜の露天。

あまりの熱さに入れず。

よく見たら内湯の端の蛇口にホースが付いている。

引っ張ると露天までちゃんと届く。

水でうめて入りました。

男湯のほうはとてもぬるかったそうです。

イケメン曰く「もっと熱くてもよかったくらいだよ」

 

90度の源泉、御するのはなかなか難しいだろう。

もともと濃いんだから、少々水を入れても気にならない。

 

露天から内湯方向。

夕飯の前だけ人がいたけど、おおむね貸しきり状態。

お嬢「熱いのも、気持ちいいね〜」
入り方をレクチャーしておいたので、2人とも長湯せずに出てくる。

 

 

翌朝はパウダースノウがさらに積もっていた。

 

8時に朝ごはん。

雪景色を眺めながら。

 

目新しいものはないけれど、きれいにまとまっている

 

野沢菜やコンニャク、パリパリの野菜がおいしい。

 

「食べ過ぎないようにね!」

  「はーい!」

来週からハードな仕事に入る2人のために、私は、もしかしたら掘り出し物?というイタリアンのランチを予約しているのである。

 

豆乳鍋の中にはお豆腐ときのこと野菜。

とびっきり!っというものはないけれど、若旦那が一生懸命作っているのである。

 

江戸の昔から、客をもてなすことをなりわいとしてきた土地である。

そんなにたくさんの宿に電話をしたわけではない。

私が電話した宿はすべて「百十数軒の中から我が宿を選んでいただいて…」という思いがまずこちらに伝わってきた。

そして客の声、ニュアンスを敏感に察知して、必要な情報を伝えるとともにわずかな言葉で客の情報を収集する。

この地の宿の応対は、文化だと思う。

雪見の露天の醍醐味。  足。

 

 

やっぱり、どわ〜っと溢れて流れていくのが好き。

内湯はたぶん滑らないように、かけ流しだけどオーバーフローしないようにしてあるので、露天のこのどわあ〜が嬉しい。

 

見られていた…

 

さて10時のチェックアウトの後、車でバスターミナルまで送っていただき、ロッカーに荷物を入れてから「草月」で野菜まんじゅうを買い、その後「道中餅」「花豆抹茶羊羹」「お徳用ラスク」「ちちやの2色まんじゅう」などを着々と買い進め、跳んだりはねたりしながらお昼のイタリアンに向けておなかを整えていきます!

 

11時45分に、湯畑から歩いて15分ほどの「アルロドデンドーロ」に向かって坂を登り…

綿貫ペンションの一角にある小さな看板。

 

 

小さなお店です。

 

しかし! いけるかも!

昨夜の予約の電話で、丁寧にメニューの説明をしてくれました。

熱意のこもった声でした。

「12時にパンが焼き上がります」と言われて思わず「12時に行きます!」と答えたのです。

 

窓の外は雪です。

ワインリストを渡されて熱心に見つめる2人の見ているところは「オレンジジュース」です。

イタリアワインのストックがかなりあるようで…

私は今回目をつぶります…

 

焼きたてのカレー風味のグリッシーニ。

食欲をそそります。

 

前菜。
地のクレソンとルッコラ、自家製ベーコン添えの温泉卵…

若いシェフ自らサーブしてくれました。

私はこのメニューを見て「キューッと辛口のシャブリ、シャルドネの味がグッと広がるような感じ
の」というイメージが全面に出たのですが、おとなしく「白のグラスワイン」をお願いしました。
かわいい奥さんが瓶を持ってきてレベルをしっかり見せてからテーブルでそそいでくれて、たいへ
ん好感が持てます。

イタリアワインらしい、こくと酸味と味わいのあるワインで、私のイメージとは違いますが、冬の
凝縮されたクレソンのほろ苦さ、トロトロの卵、ベーコンの塩味とよく合い、素敵なお食事のファ
ンファーレです。

群馬産の小麦のフスマ入りの焼き立てパン、豚の背脂をつけて。
あっという間になくなりました。
写真撮れず…
 

 

 

そして焼きたて、温かなフォカッチャ。ぱらぱらとのっている岩塩の甘みが口に入れたときに輝きます。
小麦そのもののおいしさ。香り。

お米とか、パンなどのおいしさは、ほかにたとえようもないですね〜
こういう根源的、本質的なおいしさに出合うと、もう言葉を失います。
 

 

 

甘エビのリングイーネ。
優しい味です。丁寧にあくをとったトマトソースの柔らかな酸味、甘エビのあっさり感とシコシコしたリングイーネによく合います。

才能が煌く、という味ではないけれど、ひたむきで真摯な味で、背後から聞こえる「お父さん、それを取ってください、ありがとう」「お母さん、これ運んでください」というシェフの声と相まって、なんとも幸せな気分になります。
 

 

 

メインは骨付きの鶏肉と野菜の煮込み。

たっぷりしたおいしいスープは、できることならパンを浸していただきたかったけど、もう限界です。

食後の小さなお菓子。

カリッと焼かれたマコロン、砂糖漬けのグレープフルーツピール。

 

草津の温泉のはずれのペンションの一隅で、志をもった若いシェフに出逢えて、嬉しかったですね〜

アップルパイ、イングリッシュクリーム添え。

 

イケメンはクリームブリュレ。

コーヒー、エスプレッソ、紅茶、いずれもお替り自由でした。

たいへん充実した幸せなランチでした。

3人とも、おっそろしく満足いたしました。おまけにとても安いのです!

次回はディナーにしたいですね〜〜

「帰りたくないよー! 来週からの仕事、憂鬱だよー!」
と叫びながら、イケメンにずっしりと重いお土産袋を持たせて、帰りのバスに乗るお嬢2でした…