腰痛の僕がカイロの先生を頼るわけ
 

2005.10.11続きを下にUP


腰痛と付き合い始めて十数年、のど元過ぎれば何とやら、で、継続的な運動はしなくなり、ストレッチも思い出した時にチョコチョコっと。
体重は既に80キロを超え、どこから観ても腹の出た中年男。
「貫禄あるね〜!」を褒め言葉と理解して、そのままにしていた。
四十男の見事な誤解だった。
仕事での出先で、いきなり来た。
ゴルゴのように男は右手は空けておくのがモットーの僕は、鞄を左手に持つ。
ま、関係ないかもしれないが、手帳を見ようとして鞄を置き、また持ち上げた時だ。
う〜ん、立てない。
そのまましゃがみ込むと、そのまま動けず。
人がけっこう通る乃木坂上の歩道。
ガードレールにつかまり、立とうとするが、どうしても立てない。
泣きそうだ。
その格好で半歩足を出しては鞄を引きずる。
4〜50メートル離れた電話ボックスまで、そうして移動。
何分かかっただろう。
電話ボックスのドアにつかまりながら、なんとか背を伸ばす。
自宅に電話して、事情を話し、タクシーで帰宅。
その日は、そのまま寝た。

実は、その半年前くらいから、朝起きると腰が固まったようになっていて、動きにくい。
洗面とかシャワーを浴びたりしていると、こなれてくるようで、なんとか人間の営みができるくらいになる。
仕事中も、同じ姿勢が続くと、腰がパンパンになる。
これはヤバイと思って、マッサージ、足ツボマッサージ、指圧、鍼と試すも快方に向かった感じがない。
3ヶ月前から自宅近く、駅前の整骨院に、ほぼ毎日通う。
治療としては、先ず腰を温めてから、引っ張る。
そして、最後に薬をつけてから揉む。
しかし、どうも良くなっているようには感じなかった。
寝ていて、いつかそんな話をした、仕事の付き合いの知人が、「整体を試した方がイイ」と言ってくれた事を思い出した。
僕も考えないではなかったが、どうしても怖かった。
骨をやられるので、もし壊されたらどうしよう、と思うのだ。
その彼は自分が試して、「治った」「怖いかも知れないが、大丈夫」と言う。
よし、それを信じて試してみるしかない。
翌朝、電話帳で近くの整体をピックアップして電話した。
最初に電話したのが「オノザワカイロプラクティック」だった。
カイロと整体は同じと思っていたんだね。
電話に出た先生が、少し僕の症状を聞くと、「来れる?来れるなら何時に来てください」と言う。
出かける時は藁を持つかむ思いと、勢いで行った。
施術院(当時、数年前に現在地に移転)に着き、ドアを開けると、プーンと煎じ薬というか漢方というか、好ましいとは思えない匂い。
室内は明るいが、病院という感じではない。
そうそう、水槽の熱帯魚に違和感を感じたね。
待ち時間に読む本棚には健康のハウツー物とゴルフの本。
TVではゴルフが流れていた。
あ〜、ここの先生はゴルフ好きなんだ、そう思ったよ。
カーテンで仕切られた向こうで、先生は施術中のようで、「○○です」と言ったら、「ちょっと待ってね」と言い、暫くしたら出てきてお茶を出してくれた。
漢方薬の煎じ薬のようなお茶。
先生はというと、女房の尻に敷かれてイジケてしまった中年男のよう。
ちょっと心気臭いイメージで、とても貫禄があるとか、頼りになりそうな第一印象ではなかった。
「ちょっと用事を思い出したので、また来ます」と帰りたくなった。
僕も大人なので、そこはグッと我慢して、とにかく試すことにした。

先客が帰ると、いろいろ質問してきたので率直に今までの経過と現在の症状、試したこととかを話した。
「それじゃ〜、こちらで服を脱いで、ベッドに寝て」と言われたので、Tシャツとパンツ姿になり、ベッドにうつ伏せになる。
腰の周囲や背骨の横を触っていた。
そして次にTシャツを脱いで、立たされた。
と言っても、自分の身体を直立させたという意味だよ。
それを、少し離れて眺めていた先生が「鏡に向かって立って、自分自身を観て」と言うんだな。
そこに姿見があって、それに映った自分の身体を観た。
「どう?おかしくない?」と言う。
「どこがじゃ〜!」と言いたいくらい、立派な身体じゃないか。
「別に、」と答えると、「もう少しパンツを下ろしてから、よ〜く観て」と言うじゃな〜い。
「おいおい、俺の何の品定めするんじゃないべね」と、思いつつも少しだけ下げる。
「どう?」と又訊く。
「いえ、別に、」と同じく答えると、「鳩尾とへそ、それに陰毛の中心3つは縦に真っ直ぐでなければおかしいでしょう。あなたのは真っ直ぐでないでしょう?」と言う。
その3点を良く観てみた。
陰毛の生え方は、中心から左右に別れているから、中心がほぼわかる。
その3つが確かに真っ直ぐではない。
の字になっている。
「と、いうことは、背骨が曲がっているのです」「それを矯正します」
おお、僕の背骨は曲がっていたのです。

背骨そのものは上からの力には対応できるが、横にしたり、それを又元に戻したりする力はほとんどない。
背骨の両脇にある背筋や腹筋、その他の筋肉で曲げたり戻したりしている。
その筋肉が弱っていたり、その筋力以上の負荷がかかると背骨が曲がる。
通常は曲がっても、筋力が正常なら、元に戻してしまうが、弱っていると、曲がったままになってしまうことがある。
曲がったままだと、筋力がバランスを欠いた状態で作用するから更に弱る。
そうすると太ももとか肩とか他の部位の筋肉も、それを補強しようとするから疲労してしまう。
その蓄積で太ももの付け根とかが固まり動けなくなる。
そのようなことを骨の人体図を使いながら説明してくれた。
ほ〜、そういうものか、と納得してしまったのです。
米国製とかいうカイロプラクティックの矯正ベッド、各部位毎に分離されたベッドにうつ伏せに寝て、背骨の脇を押していく。
押すたびにその部位のベッド部分がガシャンガシャンと沈む。
ちょっと怖い。
でも、もうやってるんだから止めることはできん。
観念して任せるしかない。
5分もやっていたかな。
「立ってみて」と言われて立ち上がった。
じっくり眺めてから、「鏡で観て」と言われたので、観た。
ビックリ。
あら、ま〜、真っ直ぐでないの。
さっきはの字だったのに。
これが普通なんだろうけど、ホント、マジで驚いたね、その時は。
曲がっていてビックリ、真っ直ぐに戻ってビックリ、2度ビックリだ。
人間の身体は針金のように曲がったり直したりできるのか〜。

そこまでの矯正は痛くないんだな。
問題は、異常を補正・補強しようとして疲労して固まってしまった関節部の筋肉をほぐす施術だ。
 

ま、筋肉というのは納豆の藁ズトのようで、こんな感じでしょ。
端にいけば筋肉の繊維がグッとまとまってくる。
血流がここで滞りやすくなる。
だから凝るという固まる症状になるんだろうね。
足の付け根、太ももの付け根を多分肘で、体重をかけながら押すんだ。
これが悲鳴を上げるくらい痛い!
涙がチョチョ切れる。
しかし一回りして、二度目になるとこれが痛くないんだな。
ホント不思議なくらい痛くないんだ。
淀んだ血が溜まっていたのが流れたんだろうね、両方の足が終わったらスッキリして立てる。
凝ったところは叩いちゃいけない、と先生は言う。
叩くと、へたをすると繊維が切れる。
押すと、スポンジに溜まったタールのような血が押し出されて、そこに新しい血が入り込む。
そうすることで血流が良くなる。
指圧の原理なんだろうね。
僕の不確かな記憶で記しているから、誤りがあればゴメンチョだよ。

あ〜、今日は疲れたから、続きは今度ね。
娘の胃下垂(落ちた胃)を持ち上げちゃった話があるから、期待して待っててね。
 

 

場所と営業案内 オノザワカイロプラクティック 僕のかかりつけ

 


長女は大学を卒業した頃から胃が痛み出し、しょっちゅう病院通いをしていた。
金融関係の仕事は神経を使うからストレスもあると思うが、根本的な原因は胃下垂。
レントゲンで撮れば胃が恥骨に載っかるように落ちているらしい。
しかし、病院での治療と言えば対処療法で痛みを取ったりするだけ。
これでは一生病院に通い続けなければならない。
僕がカイロに行って施術を受けながら、先生にそんな話をした。
そしたら、「是非、連れて来なさい」と言うんだな。

女性は男性に比べて胃が落ちやすい。
なぜかと言うと、、、
小学生高学年頃から男女の筋肉の発達が違ってくる。
女子は胸が出始めるため胸筋や腹筋が男子ほど発達しない。
それなのに給食後の昼休みに男子と一緒に駆け回ったりする。
胃は食道でぶら下がっているだけだから、胸筋や腹筋等で支えないと落ちやすい。
だから、この時期に女子は胃が落ち始める。
そう言われてみれば、食べて重くなった胃、水を入れた風船のようなものだから、支えがないと落ちるだろうと思う。
その後も胃は少しずつ落ちていく。
女性は成人しても、食後に男性のようにゴロンと横になったりはできない。
はしたないからね。
食後に後片付け、洗い物、お茶の用意等々、立ち働く。
ドンドン落ちて、恥骨に載っかるような形でやっと止まる。
しかし、水の入った風船が恥骨の上に「へ」の字の形で載っかったままというのは、いかにも不自然。
皮膚でさえ何時間も何かに触れたままだと、かぶれたり、化膿したりする。
内臓だったらもっとヒドイことになるだろう。
胃が痛くなるのは当たり前だと思う。
それに、本来あるべきでない大きな胃が下にあることにより、他の臓器も窮屈になり異常を来すことになる。
特に女性は下腹部に、男性にはない臓器、子宮とか卵巣がある。
だから、子宮とか卵巣の病気になりやすい。
胃下垂が原因で胃が痛いなら、痛みだけを取っていたら大変なことになる。
根本原因の胃を上げなくてはいけない。

「私は胃を持ち上げることができる。それをできるのは日本で5人くらいしかいないが、その1人だ」と言う。
「少し痛いが、一生痛いよりはイイだろう。説得して連れて来なさい。」

娘に話した。
そりゃ〜、年頃の娘が下腹部を触られて痛い思いをするのはイヤだろう。
そこを親心で、強く奨めた。
僕も一緒に行くから安心しろ、と。

と、いうわけで、行ったね。
カーテンで仕切られた施術台からは娘のうめき声が聞こえる。
父親としては微妙な心境だが、何とか耐えた。
帰宅後、「どうだ?」と訊くと、「わかんない」と言う。
「じゃ〜、冷たいコーラでも飲んでみろ。冷たいコーラが落ちて行くところが胃だ。」
と飲ませた。
「なんか、鳩尾の辺りで冷たさを感じる。」と言うではないか。
おお〜、上がってる。

暫くして、いつも通院していた病院でレントゲンを撮ってもらったら、やっぱり上がっている。
その病院の医師達は「なぜ?」とビックリしていたそうだ。

これは真実です。

でも、ね、今でも時々胃が痛くなったりするらしいんだな。
しかし胃下垂が原因でない、ストレスとか他のせいだろう。
これは先生でも治せないよ。
 

次に、女将だ。
4月に腰痛で動けなくなった時に、先生に往診を頼んだ。
僕の施術が終わってから、時間があるというので、女将の肩こりをやってもらった。
今までいろいろマッサージとか指圧とか試みているが、一番効いたそうだ。
施術後の爽快感だね。
それで、僕が腰の施術に行く時、一緒に行ってやってもらった。
遠赤外線の温浴療法も二人で試したよ。
ま、これは定期的に通わないと意味ないだろうけど、サウナよりは効きそうだ。

以上、僕等の実体験から報告しておきます。
専門的な知識はないから、一部誤りとかあるかもしれない。
参考までにね、、、。