菜の花畑を見たい一念 熟年夫婦夜明け前走る

2002.5.2  5.19「望郷の湯」「遠見の湯」女性用風呂画像追加


長野のダンさんカミさんの投稿写真をご覧になった方は、驚きと共に、実際に行って見たい!と思ったでしょうね。
私達夫婦も毎日眺めては、ため息を漏らしていました。
私の知っている菜の花畑は、少年時代の春に見た、点在する黄色の小さな畑。
自家用に菜種油を絞るため作っていて、花が咲く前にはみそ汁の具になるくらいの野菜という記憶しかなかった。

一面の黄色。
その向こうにある川と山。
いつかは行ってこの目で見たい、来年はなんとか行きたいものだ。
それが毎日何度も見ていると、今すぐ見たいになってくる。

そういうわけで、女将が菜の花畑にいる。


自宅を午前2時前に出発、望郷の湯へ4時40分到着。
6時からの営業なので、駐車場入り口に先頭で並ぶ。
すぐに若者4人の乗った車が後に。
その後はない。
管理人のオバサンが、可哀相に思ったのか、「男湯は、未だお湯が10cmくらい足りないけど、いい?」と早めに開けてくれる。
前日の営業終了後に湯を抜き、掃除して、翌朝の営業開始時間まで満杯になるようにお湯を入れているとのこと。
「全然構わないよ、ありがとう」である。
完全に夜が明けきらない一番風呂、「望郷の湯」、これはすごい眺めだ。

次に向かったのは、北竜湖。

7時半頃に到着すると、写真を撮る人達が2〜30名、思い思いの場所から湖や菜の花畑越の山の画像を狙っている。
八重桜が未だ咲いていた。

私も負けずに撮影。
ダンさんの写真に張り合う意欲充分。
ご笑覧あれ。


次は本命の飯山市「菜の花公園」。
明日から菜の花祭りということで、テント村ができつつあり、少し興ざめではあるが、
一面に広がる菜の花畑には「感動した!」である。
寝不足の目も醒める、このド派手な色使い。

とにかく一面の黄色。
斜面にあるので、ダンさんが言っていたように、奥行きが感じられるのだ。
土の道を歩くから柔らかくて、黄色い雲の上にいるようだ。
鯉のぼりをダラリとさせたままのそよ風に、決して香りという代物ではないが、菜の花の臭いがムンムンする。

500m四方くらいだろうか、あっちこっちと歩き回る。
当然、腹が空く。
昼飯は信州の蕎麦と決めていたが、
我慢ができない食いしん坊夫婦。
ちょうど休憩スペースのようなところに、直売所のような店がある。
菜の花ドーナツの旗に誘われて入る。
ひとしきり試食をしてから、菜の花ドーナツ、野沢菜のオヤキ、アップルパイを購入して、一番見晴らしの良いベンチを確保して頬張る。


8時半頃から約2時間菜の花公園で遊び、一路今夜の宿泊先「ホテル・セラン」に向かう。
途中何か目に留まれば立ち寄るも良し、腹が空いたら蕎麦を食う。
そんなつもり。

しかし、大社山を時計回りに走るも、何も見つけることができない。
もうすぐ夜間瀬というところで、空腹に勝てず、見かけたソバ屋に入る。
手打ちと看板にあるが、餃子定食有りともある。
少し不安を感じるも、駐車してしまったので入る。

これがうれしい誤算で、うまいのなんの。
東京では二人前はあるだろう量で、コシ、喉ごしといい抜群。
一噛みすると仄かに甘い。
一気に食べ切る。
付け合わせで出たコゴミの煮物が又格別うまかった。


その日は、そのまま信州よませ温泉ホテルセランに泊まる

遠見の湯 露天風呂   ホテルセラン内

 

 

 


3日からの連休後半は菜の花祭りとか。
それでなくても連休は混雑と渋滞が予想される。
何とかならんかと、いろいろ検索していると、連休の狭間の4月30,5月1,2日は宿に空き室が目立つ。
それになぜか特別料金ではなく、平日料金のところが多い。
天気予報は晴れ、これは行くべし。
行くなら露天風呂がセットでなければ意味がない。
遠見の湯で有名なホテルセランに空き室あり、@1万円。
妻も風邪を良いことに休暇申請の電話をして、1日に翌日2日の宿泊で予約。
私は1日の夜、夕食後の9時頃から2時間眠る。
目覚めてから風呂に入り、バタバタと用意をして、深夜2時少し前に自宅を出る。
宿が空いているくらいだし、後半の連休組が動き出す前だから、渋滞もないという予想は的中して、上越道まで快速走行。
妻は助手席で眠っているので、ガラガラを良いことに、自分のペースで走る。
午前4時松代SAで休憩。
4時40分馬曲温泉「望郷の湯」到着。

望郷の湯の1番風呂を共にした4人の若者も感動の歓声を上げていた。

感じることに年代の差はない。

カメラの撮影を快諾してくれた彼らに感謝。
彼らにも良い旅であることを祈る。


馬曲温泉「望郷の湯」には宿泊施設として、梨の木荘がある。
素泊まり1部屋10〜12畳で、4人宿泊で12,000円(@3,000円)との由。
宿泊されている人に聞いた話。
浴衣と羽織を着ているところを見ると用意されているようだ。
望郷の湯は入り放題。
食事は、この休憩施設か、少し下の別の食堂でできる。
予約は詰まっており、取りにくいとか言っていた。

休憩所で地元のお年寄り達に会う。
30分で出た私が長風呂の女将をポケ〜っと待っていると、手招きする。
こっちに来て一緒にお茶を飲めと、お茶を入れてくれる。
行くと、タッパに入れた漬け物を食べろと言う。
遠慮無く頂戴すると、汗をかいた後でもあり、お茶請けにうまい。

今回は、一枚の菜の花画像に触発された衝動的な旅であった。
予想も当たったし、幸運にも恵まれた。
しかし、二度とこのような旅はしないだろう。
暑かったこともあったが、菜の花公園で初期の目的を達成したら、がっくりと疲れが出たし、眠くもなった。
ホテルセランの好意で事なきを得たが、疲れてしまっては何のための温泉旅か。
素晴らしい露天風呂、あこがれの景色ではあるが、首都圏から片道3時間近く、片道交通費1万円近くを支払ってまで行くのはどうも考え物である。
やはり普通の平日に、ゆっくり出かけて、ゆっくり入って、気分のままに散策して、泊まって、余裕をもって帰る、これに限ると再確認した。
私達怠け者夫婦に、きつい行程は合わない。
並んで待って入るなんて性に合わないのである。
次に行くとしたら、9時に家を出て、望郷の湯11時半、北竜湖1時、菜の花公園2時。
ホテルセランに3時半チェックインだろうな。
望郷の湯も、駐車場に車が5台以上あったら、入らずに帰るつもりだ。

 

5月3日チェックアウトの時、フロントの女性に外の駐車場まで出てきてもらって記念写真を撮影、最後までホントにありがとう。
お陰様で記念になる楽しい温泉旅になりました。

 

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