熊本県 上空。

 

母と北海道に2泊して帰ってから、私は自分がとても疲れたことに気づいた。

 

80半ばの母と、還暦という文字が目の前にぶら下がった私の旅行である。

元気とはいえ年寄りの母に万が一のことがあっては、と、やはり四六時中
気を遣う。

私は気を遣うことはいとわないが、しかし考えてみれば、疲れないわけがないのである。

 

ということは、母が元気なうちに、そして私の気力がある間に、
ある程度遠出しておいたはうがいいな… と思うようになった。

 

というわけで、九州。

 

母は九州に来たことはあっても、阿蘇は見ていない。

私も九州に3カ月以上滞在したことがあるが、阿蘇には行った
ことがない。

 

熊本空港から九州横断バスで阿蘇観光、その後いい宿でのんびり2泊、
というのが当初の予定だった。

 

旅館「藤もと」に電話をして予約したときに

「連泊なさっても、翌日の10時から午後3時までは、お風呂に入れませんがよろしいでしょうか?」


その後宿から、夕食のメニュー3種類、

「豚肉と野菜のせいろ蒸し、鶏のステーキ、もしくは牛のステーキのどれに
なさいますか?」という電話があって、少食の母と私は頭を悩ませた。
 

 

宿を選ぶときに、私はある意味で五感を全開にして探り、たいへん慎重に
避ける宿がある。


1泊8000円の宿であろうと、3万円の宿であろうと、少しでも自分にフィットしないと思われるところは避けたほうが無難である。
 

 

しばらく考えた末、私は計画を大幅に変更した。


熊本空港から阿蘇観光、そして噂に聞く九州横断道を北上して大分空港から帰京。

その間いい風呂に2カ所入る。


宿メインではなく九州の壮大な風景と2カ所の風呂、という計画に。
 

 

 

熊本県 奥満願時温泉

旅館 藤もと


http://www.fuji-moto.com/index2.html

2007年12月2日(日)  内湯付き和洋室 @21000円(税抜き)


 

午後2時40分くらいにバスは黒川温泉に到着。

バス停に宿から迎えの車が来てくれて、10分ほどで宿に。

 

お天気もよく阿蘇観光と素晴らしい景色に感激した母が、たいへん元気に
あたりを見回し 「歴史のあるお宿ね」などと言いながら部屋に向かう途中
「あら、そうじゃないんだ」と直ちに変更。

 


 


 


 

部屋に案内してくれた若いお嬢さんが
「いまお風呂は掃除をしていますので、3時40分ごろまでお待ちください」

「?」

「日帰り入浴が3時に終わりましたので、いま掃除を…」

ふ〜ん…

土日は日帰り入浴を受け付け、1時間1000円の貸し切りだそうである。
ちなみに宿泊の入浴時間は午後11時まで、朝は6時からとのことである。

今回、宿に関する感想は、ノーコメント。

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

風呂はいいわよ〜〜〜


 


 


 


 


 

ぶいさい〜ん! このために飛行機に乗ってきたわけである!


 


 

貸し切りは4カ所あり、空いていればどこでも。

 


 


 


 

食事処で夕食。


 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 

デザートはお部屋に持ってきてもらう。


 

夜11時まで1人で露天に。


 

朝は、貸し切り露天に6時から。



隣の貸し切りでバカップルが大声で歌なぞ歌ったり口笛吹いたりしてやかましい。


 


 

 

 


 

 

朝も食事処で。


 


 

セットされたもの以外にも、バイキング形式で。

 

大根の漬物が10種類ぐらいある。


 


 

 


 

 


 

 

起きた時にとても飲みたかったコーヒーも、おなかいっぱいではあまり飲みたくない。

お茶も飲んだし。

 

 

入れ替えになったけれど、入れなかった風呂を見に行く。


 

8時半の時点で、もはやお湯は止められていた。

 

こっちの風呂もなかなかいい。


この辺に来ることがあって、気のきいたアッシーが調達できたら、
1時間1000円の貸し切りを楽しみたいものである。

 

風呂、というよりもはや湯だまりに、足を浸けてみて写真なんかとっているのは、かなりバカバカしいものであった。

 

計画変更時点で割り切った私は、いい風呂に入れて満足であった。


 

 

そして私たちは黒川温泉、湯布院を素通りし…



「え? 素通り?」って?



そう、素通り。



私たちが目指すところは…


 

「山は富士、海は瀬戸内、湯は… 」


 

「湯は、別府!」


 

 

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