2007年1月13日(土)

草津 ペンション はぎわら

1人泊 素泊まり @5000円
http://www2.ocn.ne.jp/%7Ep-hagi/index.html

 

 

あれこれ調べているうちに、どうもこのペンションが「綿の湯」の源泉を持っているらしいことが分かった。

仕事が忙しくなる前に、今年の入りぞめ。

本日の軽井沢。

 

本日の草軽バス。

 

本日の浅間山。

 

本日の湯畑。

 

 

本日のお宿、ペンション はぎわら。

 

 

 

入ってすぐのフロント。

 

本日のお部屋、2階の洋室。

 

窓の外。

 

テレビの向こうに小さな洗面台。

手前にお茶セット。

 

廊下。

正面左にトイレ。

 

トイレはウオームレット。

 

玄関から外方向。

 

フロント前のソファにいる「てっちゃん」。

玄関前に人が来ると、吼えて知らせてる。
それ以外はおとなしくあまり動かないので、老犬かと思ったらまだ若いんだそうだ。

う〜ん、まだ寒いからね〜

 

フロントの向こうにお風呂場への通路が。

部屋に浴衣とハンドタオルはあったが、
バスタオルがないので貸してもらう。
洗剤の香りがする洗い立てのを貸してくれた。

 

風呂入り口。

 

簡素な脱衣所、
      風呂場のドアを開けると…

沈殿した湯の華が見える透明なお湯。

 

 

まず窓を開けて…

 

真っ黒な蛇口。

お湯は41〜42度の適温。私にはやや熱いが草津にしてはぬるめの設定。
透明なお湯に入ると、みるみるうちに細かい湯の華が舞って白濁してくる。
 

同じお湯のはずなのに「ペンション リシュモン」では起こらなかった事態に驚く。
リシュモンでは、入ってかき回しても透明なお湯だった。
源泉の湧出口からリシュモンまで、おそらくかなりの距離を給湯されるうちに細かい粒子は流されて、比較的重いものが浴槽の底に沈みお湯はいつも透明なのだろう。

ここは源泉に近く、パウダー状の湯の華もたっぷりと、誰も入らないでいると静かにひっそり沈殿していくのだ。
 

あっという間に濁り湯。

視覚的にも粘性を感じるような、とろりとした柔らかいお湯で、なぜこんなにいいお湯が
ほとんど知られず、草津の数箇所にしかないのか不思議であった。

あまり高くない温度もお湯の柔らかさを助長して、リシュモンで入ったときのあの皮膜感より、もっとソフトで優しい感じである。
 

味は、酸っぱく、余韻で甘く、そしてほろ苦く、濃厚である。
においも金属臭や生臭さはまったくない。
 

お風呂を出て、ご主人と話して腑に落ちた。

しばらく前に、一等地、湯畑のそばにあった旅館をたたみ、分譲の別荘地に綿の湯を供給する会社をつくられたのだそうだ。リシュモンもその一角にある。
「綿の湯」というウリ、があるのに、旅館業に見切りをつけたということらしい。
「綿の湯」を宣伝する気も毛頭ないようにお見受けした。

「綿の湯という名前は昔からあるのですか? それとも誰かがつけたのでしょうか」
とお尋ねすると
「私の父が、つけました」とのことで、こちらもたいへん腑に落ちた。
 

夕食はタクシーで綿貫ペンションの「アルロド・デンドロ」に。

 

 

カレー風味のグリッシーニと2種類の焼きたてパン。
豚の背脂をつけて。

 

オードブルは自家製のベーコン、ソーセージなど。

 

牛脛肉とジャガイモのニョッキ。

 

群馬の豚のロティ、マスタード、ほうれん草のムース添え。

 

リンゴの赤ワイン煮、アイスクリーム。

 

コーヒーとプチフール。

 

シェフの手作りマカロン、スイーティーの砂糖漬け、ナッツたっぷりのクッキー。

隣のテーブルに、テレビでお顔を拝見したことのある方が、グループで楽しそうにおしゃべりされながらお食事をしていた。

その方は、長い、不当で過酷な闘いをされてきたのである。
今も闘っていらっしゃる。

ここは、まぎれもなく草津であった。

タクシーで帰ると、てっちゃんが寄ってきてすりすりしてくれた。
可愛いお孫さんを抱っこしたご主人とまたおしゃべり。

「草津の源泉もしばらく前から、温度が下がって量も減ってきてましてね…」
なんか悲しい… そんなことは表立っては誰も言わない。

「万代鉱… のせいですか?」
「… 影響してると思います」

酸性度が高く熱く、草津で最大の量の万代鉱を湧出させたことによって、大型ホテルや周辺の小さなペンション、民宿に至るまで、草津はほぼすべての宿で源泉かけ流しとなり、名実ともに日本一の温泉地となったが…

 

50年後の草津が、廃墟のホテルと旅館が立ち並ぶゴーストタウンになっていないとは…
言い切れぬ事態であるようだ。

「男湯も鍵をかけてお入りください」と言ってくださった。

 


 

強い日差しを浴びながら草軽バスに揺られて帰る。

私の心中は、複雑な思いでいっぱいである。