岩手・花巻温泉 游泉 志だて

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2006年7月1日(土)泊  のんびり小町パック 2人泊 @42300円
たまったクーポン45000円使用で、母の分はタダに。

 

今年1月にオープンしたばかりの、真新しい宿である。
岩手で全室露天付き、というのは初めてなんだそうだ。

大浴場と部屋付きの露天の泉質が違うとのことで、楽しみである。
そしてなによりも、のんびり小町のクーポンが貯まったので母の分はタダ!
母も、娘に負担がかからないと思うとなんだか嬉しいらしい。

JRには日ごろ多大な貢献をしてるのだから、このくらいの恩恵はあって当然!

私のほうはこの夏最大のハードな仕事がすでに始まっている…
無闇に風呂に入りまくって体力を消耗しないよう、心せねば…
 

 

新幹線・新花巻の駅前から、温泉の協同組合の無料のバスが各温泉地を経由している。運転手さんが「渡り温泉下車の方は?志戸平下車の方は?鉛温泉?新鉛温泉?」と尋ねると、みんな次々に手を挙げ
「それでは本日渡り温泉通過しま〜す」と言ってバスは出発。
「お母さん、山の中だからお造りとかあまり期待しないようにね」「そうよね、でもそこそこのものは出るでしょ、きっと」

 

ホテル志戸平の前で降りると、スタッフがすぐさま車を呼んでくれて坂を10秒ほど下り玄関に到着。
大型ホテルの下にあった旅館を取り壊し、完全に新築・新装オープン。
左奥、玄関ドア。どこもかしこもピカピカ。

 

夜は個室の食事処になるラウンジで記帳。

 

冷茶と干菓子、館内の説明等スタッフから受ける。

3階。 2ベッド&6畳間。

 

 

「早池峰霊水」というミネラルウオーター2本と氷はサービス。

夜、このミネラルウオーターを飲み、硬水なのにまろやかで、喉を通っていったあとじんわりと甘さが広がり、
あまりのおいしさに呆然とした…

甘露… というのはこのような水をいうのか…

末期の水の銘柄指定ができるという幸運に恵まれたれば、ぜひこれにしたい!

 

紅茶、緑茶、ドリップのパックコーヒー。まあ、どれもティーバッグなのでお味はそれなり。

 

CDプレイヤー。

 

テレビ。

 

お迎え菓子は花豆入りの金つば、首から下げられるよう紐付きの鍵2本。

カップルお籠もりタイプの部屋である。

 

珍しく座布団がズルズルずれていかない座椅子。

 

タオルと巾着袋。

 

テラス方向。

 空気清浄機。

私にはテレビもCDも空気清浄機も要らない。 この景色があれば。

 

 

バスタオル2枚ずつ、ドライヤーあり。
トイレはシャワートイレ。
洗面所の向こうにシャワー・カランがある洗い場、その向こうに露天が。

 

源泉は70度、もったいないが水でうめて入る。
ややきしみ感のある、さらさらとしたお湯である。

ここ、雪のシーズン、いいかもね〜   目の下には透明な豊沢川。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

半年でこの付着物。 無色透明のお湯… かすかな温泉臭。 底力がありそうである…

 

 


 

ラウンジを仕切ってスライドドアを閉めた、隣の声は聞こえるが完全に個室スタイルのお食事処で。

個室はありがたい、が、テーブルは固定、片側ベンチシート。
すべてが同じ造りではないだろうが、テーブルとの距離が開きすぎベンチシートに半座り状態、身を乗り出しての、これはお食事にふさわしいスタイルではない。

母と入れ替わり、母を椅子席へ。
 

 

前菜。

そして酒の肴にか、揚げた蕎麦がテーブルに。

 

期待できるお味である。
しかし皿の下の印刷物がうるさい…

まあできたばかり、料理長のリキの入れようは分からなくはないんですが…

食事をするほうにしてみると、このノイズはいただけない。

 

パック特典のお酒。温燗で。
やわらかくおだやかな旨みのある味で、セレクトされていることがわかる。

 

 

 

見事なお造り…
「山の中だから期待しないほうが」などと言って、失礼致しました〜〜!!

ウニ嫌いの母からウニを貰うとき、その棘がゆっくりと動いた…
う、うわっ…

緩慢に動く棘は見ないようにして、一気にスプーンでしゃくって口に入れる。

三陸の若い紫ウニは、甘い、というよりほんのり一瞬シャープに苦みを伴って、
おろしたての山葵と共にとろりと口の中で溶けていった…

物々交換の結果、白ボタン海老2本食べ終えた母は「ああ…」と言ったっきり、深いため息をもらした…

 

近海のマグロの、そのじんわりした甘さは、言葉に尽くせないものがある…

 

 

殻のないカニの身が好き!

 

違う味のお酒が飲みたくなったので。

やや冷えている。

厚み、ワインならボリューム感というべきか、奥行きのある骨太の、おいしい食中酒だった。
あとで出された香ばしく柔らかなミディアムのステーキとは、うっとりするほど絶妙な取り合わせとなった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 

入れ替わった浴場に、母は行こうとしない。
「あなた行ってらっしゃい。私は部屋の露天で充分」

部屋付きの露天があるので、大浴場はいつでもほとんど人がいない。
「1人か2人しかいないから、ほぼ貸切状態よ」と言っても
「いいの、ここでゆっくり入るから」
 


 

そのとき私は気が付いた。
「ほぼ貸切」などというのは私の理屈であって、今の母には気兼ねなく1人で入ることが嬉しいのだと。

みんなで賑やかに入る楽しみや、大きな浴槽でのびのびと手足を伸ばす喜びは卒業か…

他人の視線を感じずに温泉につかるのが無二の楽しみになったのだと。

もう無理に「露天に入ろう!」と誘うのはやめよう。
これからは、こころおきなく1人で、あるいは私達だけで入れるお風呂を選ぼう。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は行かなかったけれど「志だて」の宿泊客は「ホテル志戸平」のお風呂にも入れる。
なかなかいいお風呂のようである。

チェックアウトは通常11時半、小町パック12時。
小雨が降ってきたので、フロント脇からホテルにつながっている通路を通ってホテル内のお土産コーナーに。

 

売り場面積も広く、品数も充実。大型ホテルのいいところ、ゆっくり物色した後ラウンジで休憩。

 

 


 

勝手な先入観をもっていた岩手の温泉…

背負い投げに覆されてしまったわ〜
なんて嬉しい驚き。

さあ〜て、この思い出を心の支えに、明日からしばらくバリバリ仕事だー!!