宮城 峩々温泉

2006年5月12(金)・13日(土)
JRビューパック 3人泊 @30,600円+延泊料金17,900円
http://www6.ocn.ne.jp/~gaga/

 


 

前回の山形・白布温泉で、お風呂はすっごく満足したけれど、
お食事が塩辛いおかずと肉攻めの2泊、ちょっとへこんでいたお嬢2…

お嬢2と行く今度の温泉、当初岩手にするつもりでいたんだけど…
たぶんお食事がね… いまいちかも。
まちこちゃんも行きたいと言うし。

宮城のほうが無難かな〜

峩々温泉はJRビューパックの延泊料金が平日・土曜ともに17900円である。
これってこのクラスの宿にしては、目が落ちそーに高い料金設定である。
でもまあお風呂良さそうだし、お食事はそこそこいいんじゃなかろうか〜

ってわけで今回峩々温泉2泊。
 


 

 

新幹線・白石蔵王駅は何もないのがわかっているから、上野で買い込んで新幹線に。

 

白石蔵王発、冷房が入っている遠刈田温泉行きのバスは、通学・通院の子供と老人のみ。

 

 


 

 

フルーツ街道だけに、いまやフルーツの花盛り。

50分弱で終点の遠刈田温泉。

14時半、バス停で待機していた宿のお迎えの車に。

私達3人と老カップルの5人。

 

 


 

 

細い山道を登ること10分、運転していた宿のおじさんが突然車を止めて
「滝、滝。降りて」
何のことか分からず、5人ともぽか〜んと…

おじさん、再度
「降りて降りて。下、下」
なんか、しっしっと追いやられる感じで下に歩かされて、目の前に広がった景色。

180度の景観の中に滝が3本、山肌に色とりどりの桜が咲き誇り、息を呑む。

すごーいすごーい! みんな大騒ぎ。 

おじさん得意げ。

反対側からは、快晴ならば仙台の向こうに太平洋が望めるという。
 


その後車で10分ほど、滝の風景の興奮冷めやらぬうちに宿に到着。
15時。

 

 

入り口の門をくぐり…

 

 

 

 

フロントのある2階部分に上っていく。

 

今回新館「蘭」というお部屋。

入り口。

 

4畳半の掘りごたつ付きの部屋。

お茶セット、TV、冷蔵庫、クローゼットが。

真冬ならともかく、掘りごたつ部屋としての意味全然なく、冷蔵庫に向かうための単なる通路。

 

10畳のお部屋。

 

窓の外。

このゴツゴツの岩山が<峩々>なんだそうで。

 

冷蔵庫の中。

おいしい水とグラスが冷えていた。

フロント付近にはビール、ソフトドリンクの自販機あり。

 

お湯の出る洗面。

ワット数の大きいドライヤーあり。

2日目がすごく寒く、ここの床が石なので冷めたーい! 

スリッパが欲しかった。

 

シャワートイレ。

 

廊下。

この先正面の扉を開けて通路を通って食堂に行く。

初日の夜と2日目、この廊下すごく寒く、震えながら通った。

16時から18時までが混浴露天のレディスタイム。

で、いそいそと。

 

 

廊下の外の景色。

 

常に2〜3人のグループが入れ替わり立ち代わり状態。

それでも適当にスパンがあって、人が入ってくると、入っている人が出て行く。

 

なあに〜 この露天、HPと違うじゃーん。

真ん中を仕切って半分になっている。

冬バージョン?

正面に橋なんかできていて…

 

お湯はかなり熱め。

長くは入れない。

湯口。

 

川のすぐそばに、新しく小さな露天ができている。

 

その露天から湯小屋方向。



 


入浴目線 あーんど 足。

 

 

川下の橋からは丸見え。

宿への一本道なので、車に注意していれば問題はない。



 


川上の橋からも丸見え。 あの道に関しては不明。

 

 

こちらの露天、お湯はややぬるめでちょうどいい。

湯の花ではないと思える、茶色いぷつぷつしたものがたくさん舞っている。

 

まあ悪くはないけど、この程度の露天なら…

なので、適当に切り上げる。

内湯を見にいく。

内湯入り口。

手前にあるのは湧き水の飲料水。

 

色が変わっているが、多分総檜張り。

洗い場。

シャンプー&リンス、ボディソープ、シャワー完備。


 

あ〜〜〜  いいね〜〜〜
ぬる湯のほう。 ちょっとこれはもう、入らねば!
お嬢2入らずに部屋に帰ったが、私は誰もいないこのお風呂のはしご。
 



 

 

 

ぬる湯といってもそんなにぬるくない。

窓を開けると、冷たい風が入ってきて気持ちよい。

お湯はどんどん向こうから押し寄せ…

 

天井は竹張り。換気扇はない。

 

 


 

 

木目が浮いた木のデコボコ感をお尻に感じながら、縁に腰掛けてお風呂満喫。

 

お湯はジャブジャブと流れていき…

 

たぶん付け替えられて間もないように見える湯口。

 

目の前は…

遠刈田は緑に満ちていたが、ここではまだきれいな薄緑色の新芽が出たばかり。

 

向こうのあつ湯に行かねば!!


 

 

3本の真新しい白い柱は、檜の香りがする。

横になってかけ湯するための木の枕と竹筒。

 

お湯はとても熱く、そして気持ちよい。
あつ湯の足。

 

 


 

 

長時間は入れないが、爽快。

この2箇所の内湯はとても好き。

横になってかけ湯するのは、あとのお楽しみにとっておこうっと!

 

 

階段。

お風呂は1階部分、部屋は3階になる。

 

 

 

すごく冷え込んできた。

6時から夕食。 食堂で。

本日は満室ではなく、25〜26人。

あまり座り心地のよくない椅子、テーブル席。

 


 


 

炒めた温かいベーコン。
この宿の系列の、遠刈田にあるレストラン・ベルツのもの。
山芋の千切りとベーコンをほうれん草の葉に巻いていただく。
ベーコン、薄味でたいへんいいお味。

自家製漬物。
カブは酢漬け、ピリッと唐辛子風味。野沢菜、柴漬けもおいしい。
 

 

テーブルに、始めにセットされている
もの。


 

 

温麺の上に千切りの野菜ショリショリ、湯葉。ゴマ味噌の風味ゆたか。

そしてベルツの<ブラード>というソーセージ。
しっかりとした焼き色、皮はパリッ、食べると脂がしたたり、ふっくらジューシーな肉のおいしさにニッコリしてしまう。
 


 

 

明日のために、本日利き酒セット。
乾坤一、一の蔵、蔵王の3種類。
だけどベーコンやソーセージを食べるときは、まちこが飲んでるビールをひと口飲みたくなった。

ちょっと正体不明のジャガイモの蒸し物にあんをかけたようなもの。
 


 

 

マグロのたたき、うに、トトロ添え。
大変新鮮でおいしく、宮城の山中だからこその味わい。

温かい茶碗蒸し。

 

とってもおいしいお米のご飯と、たっぷり盛られた芋煮汁を
「お替わりいかがですか?」
と何度も聞かれて、残念だけどおなかいっぱい!

バラエティー豊かでおいしいお食事でした〜。

3人とも「食った食った食った〜!」状態。

寒いのでお部屋の布団の中に寝転ぶ。

 

夜の内湯。

ぬる湯のほう。

3人で貸切状態。

川音が響き、お湯の音が響く。

目をつぶってお湯に身をゆだね、体がゆらゆらと揺れるにまかせ
る…

 

あつ湯の床に3人で横になり、
竹筒でカッポン、ボコボコボコッ
と汲み、寝そべった体の上に
ジャーッとかけ流す。

カッポン カッポン
 ボコボコ ジャー 

カッポン ジャー
 ボコボコ ジャー ジャー

ボコボコボコッ
 カッポン カッポン…  

 

   そして夜が更ける…

 

朝ご飯。 

8時に食堂。

奉書焼きは魚の焼き物。

 

温泉卵、笹かまぼこ、わさび漬け。

 

食後、フロント前の小さなロビーで、水出しコーヒーサービス。

お嬢2、遠刈田のベルツに行ってお土産を買い、お昼を食べたいというので宿に聞いてみると
「本日の宿泊70人以上なので忙しいから車の送迎はできません」
えー?! なんか、昨日してくれそうなことを言ってたのにィ…

ぶーーぶーー!! 3人でぶつぶつ言ってたら暫くして
「用事ができたので、11時半に出かけるのでしたら送迎できます」
11時半? 理想的! お願いしま〜す。

 

その前に風呂、風呂〜

10時から14時は宿泊用のお風呂の掃除の時間なので、日帰り用に作られた風呂へ。

通路。

かなり素人っぽい造り。

 

誰もいないのでのぞいた男湯・露天。

スカスカの柵で下の道路から見える。

 

女湯・露天。

こちらはよしず張りで外が全然見えず。

お湯はすごくぬるい。

桜の花びらが浮かんでいた。

これ、貸切で2人で入るのにちょうどいいくらいの大きさ。

 

内湯。

3人でいっぱい。

3人で、熱い気持ちいいお湯に入っていたら、日帰り入浴客が2人入ってきたので退散。

風呂から出て廊下を歩いていたら、露天にむかって5〜6人の客がどやどやと駆けていったが…

あの小さい風呂に6人、どうやって入るのだろう?

それに、飾りのような小さな棚、1人立っているのでいっぱいくらいの狭い脱衣所なのである…

 

おじさんは番頭さんらしく、入り口前に
立ち、下から押し寄せてくる日帰り入浴客に
「840円。風呂小さいですよ、大きいほうは宿泊客用だから。そう、日帰りは小さいほうだけ。露天?あるよ。1時間。10時からです」
と、おおわらわ。

フロントでは、ウンカの如く押し寄せ、かたまりになった日帰り入浴客に
「10時前ですけど、いいでーす、もう入っちゃってください!」と叫んでいる…

 

「しかし日本人は、風呂が好きだねえ」と、おじさん。

11時半に私達3人は車に乗り込み、おじさんは「青根へ行く道路が開通したから」と言って車は走り出す。

宣伝上手なんだろう、きっと。

遠刈田から20分かけて車で登ってきて840円払って1時間…

しかしここまで来て
「風呂小さいですよ」と言われても、入るしかないんだろうしね…

 

本日すごく寒く、ありったけ着込んで。

車にはヒーターを入れてくれた。

外気温9度。

青根温泉の寂れた集落を通り、レストラン・ベルツ到着。

3人でお土産のソーセージ、ハムを買い込む。

効き目あらたか!3人とも胃腸が丈夫な上にこの“胃腸の湯”!

もうバリバリ元気な胃腸になって、ソーセージののったミートソーススパゲティ&デザートをしっかり食べる。


 

 

1時半に迎えに来てくれたおじさん、車に乗り込むと「水仙見に行くから。水仙!」

またも3人ともぽか〜んと。

水仙を見に行く用事とはなんぞや??

15分ほど走って目の前に広がった水仙の絨毯。

「30分くらい時間あるから、見てきていいよ」
はあ〜 どうやらここに用事で来たのでなく、私達のために観光案内をしてくれているのであった。

冬はスキー場になるのだ。

リフトもある。

まだ満開ではなく、咲き誇ったら見事であろう。

小雨がぱらつく中、しっとりと美しく咲いていた。

 

 

おじさんはその後「確かあっちにまだ咲いてたな〜八重桜」とか「上のほうに山桜が咲いてるよ」とか言いつつ
車を回して桜見物などしてくださり… 

細い道を入って「このへんはこけし作りの集落よ」などと…

「本日は忙しい」と聞かされていた私達は、ありがたいがちょっとハラハラしたのであった…

 

その後バス停で本日の客6人を乗せ、ベルツでまた2人乗せ、1m先も見えないようなガスの中を宿へと戻る。

 

急変した山の天気。

景色がガラリと変わる。

部屋に戻ると、壊れて首が下を向いたままのハロゲンヒーターを出してくれてあった。

 

女性客は露天に行っている時間なので内湯は誰もおらず、3人であつ湯の床に長々と伸びてかけ湯。

 

心ゆくまで カッポン ボコボコ ジャー カッポン カッポン ジャー

だんだんかけ方が分かってきて、1点に集中してかけるとその熱さが温灸のような効果があり、ジャーッと全体にかけると熱さをあまり感じずひたすら心地よい。

まるく穏やかな味、ちょうどいい温度の源泉を飲みながらおなかにかけ湯すると、病んでいる胃腸には劇的に効きそうである。

夕食。

本日窓際。

席はいっぱい。

別室も使っているらしい。

  寒い〜。

 

 

コゴミの上にのったゴマ味噌は、動物性たんぱく質、クリームやチーズに近いような濃厚さで、ゴマの香りに圧倒される。

若い、みずみずしくパリッとはじけるウドに添えられた麹味噌の、旨みがしみ出してくるような、そのなんとも柔らかく深い味。

 

日に焼けた手で一つかみの粗塩を握り、麹の上に塩を振り込む手つき、味噌作りのその姿がありありと目に浮かぶ、なんともうまい味噌であった。

買って帰った。

 

お造りも海辺のように新鮮。

おいしい。

 

ベルツの生ハム、塩加減がたいへんよろしく、梅のドレッシングのレタス、ザワークラウトでさっぱりと。

 

豆乳鍋の具。

 

パリパリしておいしい漬物。

 

本日は昨夜の利き酒の結果<乾坤一>をお燗で。

 

ビーフシチュー。

大ぶりのビーフごろごろ。

適度な脂のあるお肉柔らか、とてもしっかり、コクのある味付け。

しかし日本酒とは合わず、ちょっとタンニンの効いたフルボディの赤ワインをいただきたくなる。

酒はサブの私は、生ハムやシチューの間日本酒はお休み。

 

朴葉焼き。

甘みを感じるジャガイモ・カボチャの上にキノコと味噌。

  熱々。

 

もずく、山芋のせ。

生姜の香り。

このへんは<乾坤一>と合う。

 

豆乳鍋の最後は汁がお豆腐状になって、しゃくって食べられる。

いいおだしが出ていてとてもおいしい。

 

ご飯と汁は昨夜と同じ。

昨日はお替わりを聞きにきてくれたお兄さんも本日は大忙し。

「ワインもう1本!」とか「すみませーん、ビールお願いしまーす」とかで、てんてこ舞いである。

里芋ではなく八つ頭、ナタ切り大根、大ぶりのお豆腐、ニンジン、ネギ、巨大な蕗状の野菜のスライス(なんだか分からなかった)などが柔らかくたっぷり、甘口、というより旨みにみちたおいしい味噌の芋煮汁。

 

気持ち柔らかめ、の、たいへんおいしい、秋田小町のような味のご飯。

かつてほどご飯を噛まない私達にとって、気持ち柔らかめ、の炊き方のほうがはっきりとお米の味が分かる。

 

デザートも昨夜と同じ、煮リンゴ。

連泊すると部屋の料金の違いにかかわらずこのメニューなのか、17900円の部屋のメニューなのか不明。

私達には満足できるお食事でした。

酒飲みはちょっと戸惑う取り合わせかも。



 


食後、爆睡の2人をおいて、10時に1人で内湯に。
予想どおり、誰もいない。
夕食時、あんなに酒ばっか飲むグループは夜は風呂に行かないのでは?と思ったのだ。
 



 


贅沢に、あつ湯独り占め…
カッポン カッポン に疲れると、横になったまま足湯… 手湯… 

湯気に曇る天井をときどき見上げ…
 



 


また カッポン カッポン ジャー

   あ〜 幸せな2時間半…
 

 

翌朝、背中と腰痛く、竹筒を掴んでいた親指の内側にマメ…

「まるみさん、やり過ぎはダメよ〜」
2人に笑われる。

が!私は断然満足であったじょ〜!!

 

昨朝とぜんぜん違うメニュー。

同じものは豆乳のみ。

 

玉子焼き。

 

魚の味噌焼き。

 

山菜の酢味噌和え。

 

ご飯&味噌汁。

 

食後の水出しコーヒーサービス。

本日もすっごく寒い〜

他の宿泊客に何か熱心に説明していた女将さんが、チラッとこちらを見て黙って去っていった。


そ〜ね…
「秘湯か秘湯でないかは、自分で決めさせていただきます!」というむきには
この宿の「ソフィスティケイティッド秘湯」ベクトルに抵抗があるかもしれませんね〜

もっと安い部屋もあるようだが、高めの料金設定や露天付きの部屋、冬場は全館快適床暖房らしい…
昨日はとっても寒かったけど。

“秘湯問題”はどうでもいい私は、帰りの車の中でけっこう痛くなってきた腰をさすりながら、次回来る機会があったら、背中に敷くスポンジのお風呂マット&親指マメ防止のバンドエイド持参!を決意したのであった。