草津温泉 松乃井旅館
 

http://kusatu.com/matsunoi/index.htm

2006年1月9日(日) 1人泊 @12000円(税抜)

 

「あ〜 けっこう順調なので、3連休は暦どおりにお休みくださ〜い」
ありがたや〜

連休中はじっとりお仕事を覚悟していた私に、夢のようなお言葉!

連休初日に、去年の埃を掃除機でガーガーやってたら腰がだる〜くなって…
あ!猫がおもちゃにしたらしいミッキーのキーホルダーがこんなとこに…
つまみあげて立ち上がった途端、腰がクキッ…

やっばーい!!
こりゃ草津草津〜!!

夕方5時に電話して「明日、1人で泊まれるでしょうか?」
「だいじょうぶですよ。休日前で1000円高くなりますが」
10000円と12000円のお部屋があるという。部屋の広さとお料理が違うそうな。
12000円のお部屋をお願いした。
 

 

東京はピーカンの快晴。

新幹線、高崎を過ぎると、あれに見えるは〜富士の山!

 

草軽バス、アイスバーンもなんなくこなし、あれに見えるは〜浅間山!

 

バス停に着くと小雪が舞って、曇天の空。

一段と湯気もうもうの湯畑。

 

見るたびに色が違っている。

湯だまりも白濁していたり、すっきりと透明に下まで澄んでいたり。

 

念のためでしょうけどね…

 

今回は大量にお土産を買い込まねばならない!

 

あるある〜!

草津はお米が穫れないし、水もおいしくない。
当然酒もおいしくない。
が、地の小麦はおいしい。
そしてパンがおいしい。

ペンションでは自家製のパンを焼くところがたくさんある。

宿に行く前に「銀亭(しろがねてい)」のパンの買い出し。

 

通りから路地に入り、車の通らない細い雪の路地を1分ほど歩く。

 

本日の宿「松乃井旅館」

2時20分に到着。

 

雪国らしく、玄関は2重になっている。

 

玄関を入ったところ。

 

玄関脇のホール。

ストーブが燃えている。

 

入り口から階段方向。

左に小さなフロントがある。

 

この通路のかなり先にお風呂が。

 

女将さんに案内され、2階の10畳のお部屋に。

とても静か。

あっさり清潔。

「買い物に行きますので、しばらく留守にいたします」

夕ご飯の材料のお買い物?

しばしこの旅館に私一人ということらしい。

 

ゆとりありの冷蔵庫。

 

トイレはウォームレット。

 

ドアを開けて右手に洗面台。

 

窓の斜め下はお風呂場。

時々湯気がもわもわと上がって、なかなか風情がある。

この通りには小さい旅館が何軒かあって、いずれも雪の中、湯気が立ち昇り、ああ〜草津!

「銀亭」のお得用ラスクとパン。

このラスクはいろんなパンがスライスされていて楽しめる。

たっぷりあるし仕事場のおやつに最適。

368円。

 

ブリオッシュ生地のような柔らかいパンの中に、おっきな花豆がごろごろ。

ちょっと幸せ。

「森のキノコ」パンの中にはホワイトとブラックの板チョコが硬いまま入ってて、食感がおもしろい。

メロンパンは地粉のもっちり感と上のサクサクが相まって、甘さ控えめ、おいしい。

 

 

お茶請けは「松むら」の温泉まんじゅう。

充分に休んだ後、お風呂へ。

脱衣所はお掃除がされていないようで… 

マットが濡れてて冷たいよ〜

 

お風呂場も昨夜の宿泊客が朝使ったそのままで〜

マットが濡れたままはいけませんよ〜

まあ、暮れ正月、その後の3連休で小さい宿は大変だろう。

宿のHPの写真はちょっとムーディーに撮りすぎ。

なんの変哲もない浴槽である。

 

昨年、草津の源泉“地蔵の湯” “白旗の湯” “西の河原の湯” “万代鉱”と入ってきて、肝心の“湯畑の湯”に入れずに年を越してしまった。

“湯畑の湯”デビューよ〜

石が緑色に変色している。

 

しかし!拍子抜けするほどぬるかった…

管を浴槽の中に入れてあるので、熱いお湯が表面を流れなくていいのだけれど、お湯が透明でなおかつ明るいタイル、髪の毛が浮いているのが気になる。

誰もいないのをこれ幸い、湯桶でお湯をザッバザバかき出して浴槽のお湯を大量に減らしてみました。

途中で「そういえば腰が…」

えーい、気にしなーい!

 

湯口にへばりつき、新しいお湯を楽しむ。

なかなかよい。

努力の甲斐あって隅のほうに細かいグレーの湯の花がたまりだす。

 

入り口方向。

なんとなく草津館の“若の湯”のように、熱く、透明でピリッ!きゅっ!というお湯を勝手に想像していた私は、かなり物足りな さを感じたが、しかしぬるくても草津のお湯、じわっと汗が出てくる。

 

窓など開けてみました。

これはもう、上がる潮時だな。

 

あったまったところでお散歩&お土産の買い出しに。

 

西の河原通りにある草津道中餅を買いに。

 

以前「お米はどうしているんですか?」と尋ねたら「草津はお米がだめなので、あちこちから取り寄せて冷凍しても味が落ちないものを研究しました」とのことで、ここの松の実入り、あんず入り、ロールのヨモギがお気に入り。

買って帰るとあちこちから、ちょーだい!こっちにもちょーだい! となる。

 

ずっしり重い餅をぶらさげて雪景色の“西の河原”まで。

乾いた細かい雪はやむことなく、時々風にあおられて舞い上がり、湯気の中に消えていく…

 

あたりもだいぶ暗くなり、降り積もった雪の中を宿へと帰る。

う〜寒寒〜 

  風呂風呂〜 

    これがいいのよね〜

 

2階の廊下。

一番手前が私の本日のお部屋。

 

素早くお風呂に入って静かな部屋でのんびり。

湯治宿ふうにご主人が足付きのお膳を運んでくれて、お鍋に着火。

お鍋はすき焼き鍋。

 

キノコ類とエビの土瓶蒸し。

スダチをきゅっと搾って、三つ葉の香りと歯ざわりのいい舞茸、しめじ、いいおだしが温かくおなかにしみわたる。

 

洋皿は蟹グラタン。

 

さめていたけど、おいしい鮎。

添えてあるのは数の子。

 

お刺身は身の厚いマグロ、ハマチ、大きなボタンエビ。

 

煮物はがんもどき、里芋など。

 

とっても柔らかでおいしい牛肉が入ったすき焼き鍋。

やや甘めのだしで、最後の卵の汁はご飯にかけて戴いた。

おいしく嬉しい。

 

大きなナメコがいっぱい入っているお味噌汁。

質も量も、満足できるお食事だった。

朝食前に厨房の脇を通り、お風呂に。

「醤油よーし! 醤油さしよーし!」
ご主人が朝ご飯のお膳の準備、声出し確認しているのがほほえましい。

朝のお風呂はお掃除もすんでいて、きれいに片付けられ、気持ちよかった。

 

 

お風呂の窓を開けると、すっきりと晴れた青空。

8時の朝食10分前なので、さっさと上がる。

まったり、のんびり、をキッパリとあきらめて、
長くて5分を遵守すれば、草津のお湯はじつに
めざましい効果をプレゼントしてくれる。

  朝食
 



「朝の温泉は醍醐味ですね〜 気持ちよくて〜」
と、お膳を運んでくれたご主人に言ったら、
笑顔で 「そうですね。でも、わたしども味わったことがないんですよ」
「え?」
「温泉の湯船はお客様のものですから。うちの風呂は水道水で。20年前は風呂もなかったんです。小さい旅館はだいたいそうでした」
みんな外湯に行っていたんだそうな。

もっとも1〜2分歩けばタダで名湯につかれるんだから、自宅に風呂は必要ないだろうが、寝る前にひと風呂というときにコートに長靴、雪の降りしきる中を歩いて、というのは何ともおっくうだろう。

さびれたS温泉郷では、夜お風呂に行ったら女将が一人でどっぷりつかっていて挨拶もなかったけど…

<温泉の湯船はお客様のもの> … 聞かせてあげたい言葉である。
 

 

ご飯とお味噌汁とお湯のポット。

 

なかなかおいしいアジの開き。

オッハ〜。

 

山芋の千切りや、牛肉の入った切り干し大根、野菜のドレッシングもほどよく、半熟の加減がちょうどいい卵。

 

食べなかったけどニンニクの味噌漬け、懐かしい味のクルミと田作り、こぶなど。

 

ご飯&お味噌汁。

そのむこうにデザートのヨーグルト。

ほんわか満足の朝ご飯だった。

 

ご主人と女将さんが、並んで深々と頭を下げて見送ってくださった。

漬物屋の脇の路地から通りに出てくる。

昨夜電話で予約した「草月」に、舞茸まんじゅう35個買いに行く。

 

腰シャッキリ、肩スッキリ、足どりも軽やかに10時発のバスに乗るためバス停に。

なんて素敵なあおぞら〜!

 

草津には宿の数だけ、というより、湯船の数だけ違うお湯がある、と思う。

同じ湯船でも時々刻々と様相を変え、朝と晩ではまったく表情を変え、なんとも奥深い。

たくさんある外湯も入ってみたいけれど、行きずりに入っただけではとうてい計り知れないお湯であろう。

いまのところ、泊まった1軒の宿のお湯で手一杯の私。

 

連休のさなか、前日の夕方に電話して
1人泊ができる、ありがたい宿であった。

 


 

軽井沢駅から見えるスキー場。

爽やかな冷たい空気の中、目はとろんとしているが、晴ればれとアッパーな気分にしてくれる草津のお湯…

月2回入ることが私の心と体の健康法かな〜

 

 

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