鎌先温泉 四季の宿・みちのく庵

宿のHPなし Tel 0224-26-2111

2005年5月13日(金)泊

 

JR・のんびり小町パック

宿泊・新幹線グリーン料金込み
@33500円のところ貯まったポイント45000円分のクーポン使用で @11000円に

引っ越しが終わった…
お嬢の仕事の手伝いも終わった…
自分の仕事もなんとかなった…

… 疲れた…

早く温泉行きたい…
 

 

母と出かけるとカンカン照りになることが多い。

今度ばっかりは雨乞いをした。

ちょっと身も心もくたびれきっているので、これで日に照らされたらたまったものではない。

祈りは通じて、白石蔵王駅はしっとりと濡れていた。

1時30分に宿のお迎えが、、、

 

「疲れたでしょ〜 こんなときは温泉よ。私の分は貯まったポイントでタダなのね! まあ〜素敵なお宿ね」
と、ご満悦の母。

ラウンジで、座って記帳。

フロントらしきものはない。

庭の緑を眺めながらお茶をいただく。

 

丁寧に淹れられたおいしい玉露であった。

この宿に決めてよかった、と思った。

 

手作りの抹茶羊羹。

砂糖を加えずほんのり甘い小豆餡、抹茶の香りとともに、喉越しよくするっと入っていく。

とても気持ちよかった。

 

ラウンジから入り口方向。

大ぶりで感じのいい有田焼
の湯呑みやカップ類が売ら
れている。

 

廊下からガラス越しに
玄関前方向

 

スリッパには名前が貼られている。

 

静か。

庭と山々の緑が小雨に濡れて美しい。

「のんびり小町」の特典で、鎌先温泉の宿4軒の無料湯めぐりを送迎付きで3時からいたしますが、と言われて、今回は遠慮した。

一條旅館の木造の湯治部にはいつか泊まってみたいと思うが、お風呂だけドブンと入っても、きっと良さは分かるまい。

 

トイレと洗面

 

冷蔵庫

ゆとりあり。

上に冷水ポットとグラス類。

 

浴衣、作務衣形式の上下、特典でバスタオル2枚、たびソックス。

下に金庫

 

廊下はホットカーペット。

3月並みの気温であったので喜んでしまった。

廊下が薄ら寒いとせっかくの景色もだいなしだが、足元からほこほことして、外の緑を飽きもせず眺めていた。

 

お日様に輝く緑は好きだが、本当に雨でよかった。

気持ちが安らぎ、限りなく静かで、しみじみと活力が蘇ってくるような気がした。

母がテレビをつけると、ちょっと怒鳴りたくなってしまう。

 

9部屋の宿である。

 

本日は満室ではないらしい。

ほとんど女性客で、年齢層は相当高い。

というか… ほとんどおばあさまたちであった。



一休みしてお風呂へ。

 


 

貸切状態。
ああ〜  いいお風呂ね〜 
かすかに温泉臭がするが、お湯はほとんど無臭で無色透明。
源泉は23度と書いてあるので沸かして掛け流ししているようである。
鎌先温泉のお湯は茶色いから、この宿のもつ源泉があるのだろう。
 

 

石鹸類も数種類あり、桶や椅子も木の香り漂う。

お掃除が行き届いている。

 

こちらの木造りのお風呂のみ寝湯がある。

かかとを付けられる板があり、浮き上がらないで珍しくちゃんと寝湯になる。

 

すぐ下の露天は、気持ちよかった。

ぬるめでゆったりと入れる。

やや寒いので、いつまででも入れる。


母がいるので切り上げる。

 

いいお風呂だった。

お湯はくせがなく、あっさりとしているが、よく温まって汗が引かなかった。

 

木々の緑の色目がさまざまで、風がなく、おだやかで、ほんのわずか、霧のような雨が降っていた。

宿の方たちの対応も自然で快く、こういう時のためにとっておいてよかった!

 

障子を閉め、景色を眺めながら部屋でのお食事となる。

外はまだ明るい。

 

食前酒は梅酒。

左・ほたるいか酢味噌、うるい 

右・しどけお浸し

 

みずキンピラ、蕨お浸し、
サーモン寿司、鮎甘露煮、
そら豆

 

のんびり小町・母娘特典の
ハーフワイン。

「器がどれも素敵!」と母が
ほめると、仲居さんが
「女将が全部見立てて選んで
います」

 

牡丹はも、あやめ麩

 

北寄貝が日本一というところから来たという北寄貝のお刺身、
マグロが日本一という塩釜から来たマグロ、そして魚の王様、鯛。

母がうっとりして、おいしい〜おいしい〜い、を連発する。

 

春告げ魚、鰆の田楽焼き。

鰆もおいしいが、酢漬けの茗荷、はじかみ、その下の仙台味噌、
どれも手を抜いていない。

 

若竹煮、蕗、生麩、ワカメ、そして鯛子のなんとも上品で、ねっとりとしたお味。

女将さんが挨拶にみえた。

たいへん感じが良かった。

 

天ぷらは、山菜、白魚のかき揚げ。

ふわっとした白魚、さくっとした衣の下から、ぽちっと白魚の目が、、、

 

手延べ温麺 山菜餡。

山葵が香る。

あっさり、しかし麺のコシと旨みが味わえる。

 

豆ご飯は… 

  どうしても食べたくて… 

      食べてしまった。
 

くるしい〜 と言いながら… 

   香の物もおいしかった。

 

デザート。

はしりで、珍しいけど味はまあ…でない、しっかりと吟味され選択されているのがうかがえる。

スイカもメロンも甘く、味わい・歯ざわりよく、タルトに詰められたクリームチーズも、これだけでデザートの1品になるくらいの充実感があった

鮎の切り口や刺身の角に冴える板長の腕、おいしい料理を作る感性、豊かな山と海の幸、そして随所に女将の心遣い。

疲れが癒されていく…
 

 

入れ替わったおふろに。

またも貸しきり状態。

仲居さんに聞いたら、源泉は茶色で、濾過しているとのことだった。

「タオルが茶色くなっちゃいますので」

嫌がる人もいるのだろう。

まあ、無色透明のほうが、この宿にはふさわしいのかも。

私はちょっと残念だった。

 

くちくなったおなかを、たぷたぷお湯の中で泳がせて。

岩造りのお風呂。

2箇所のお風呂は左右対称でほぼ同じ。

暗い露天は、山の空気がしんしんとしていた。

夜中いつもトイレに起きる母が、1度も起きなかった。

 

朝食の前にお風呂にゆっくり入り、帰ってきて梅昆布茶をいただいた後、朝ごはん。


 

今朝の山菜は白和え。
プチトマトはくり抜かれ、クリームチーズが詰めてある。
同じ器がないように、同じ味のものはひとつもない。
量も少しずつで、母と私にはたいへんありがたい。
 

 

ご飯もあるが、仲居さんのお薦めでお粥にした。

五穀米の中に、ほっくり焼いたお餅入り。

 

特典のコーヒーをいただいてから、また貸しきり状態のお風呂へ。

そして12時のチェックアウトまでのんびりと、、、

 

ラウンジで売られていた有田焼の可愛い湯呑み茶碗を買って帰った。

なんか、とても似た宿があったなぁ… 

帰って思いついた。
「リゾートイン・ザオウメッツだ!」

ティーカップと湯呑み、板長とシェフ、和と洋の違いはあれど、おいしいお食事、女将の美意識、スタッフの自然なもてなし、お風呂の大きさ、宿の規模… 

適度に洗練されていて、適度に素朴… 

おまけに場所も近い!

 

五十半ばの、リスタート。

疲れないわけがない。

新たな、そして最後の航海に向けて、エナジー補給したぞ〜!!

 

お気に入りの器と温泉宿が増えるのは、なんとも嬉しいものだ。

 

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