2005年1月15・16・17日

2泊3日函館市&温泉旅館銀婚湯

函館1泊ツアー代金@19800円
プラス 銀婚湯宿泊@13800円

 

冬の北海道パックツアーは安い。

お嬢3は「伊豆に泊まるより安いよ〜!イクラとウニ食べに行こうよ〜」

この子は幼少期を福井で過ごしたので、蟹と海老には興味を示さない。

かつ、豪雪地帯で育ったので「雪は嫌い! 冬の北海道はイクラとウニ食べるだけ!」

冬の北海道か…

道南の、函館本線・落部(おとしべ)駅「温泉旅館銀婚湯」

新緑のころ、紅葉のころ、ここの川のそばの露天にいつか入るのが私のかねてからの夢である…

真冬の北海道、雪の中で服を脱いで熱い野天のお風呂に入る…

年齢的に、私にとってラストチャンスかもしれない。

5年後、10年後に機会があったとしても、体力的に無謀なことで、宿に迷惑をかけることになりかねない…

「お嬢、イクラとウニ食べて、温泉だよ〜」

「行こう行こう!!」

 

「ばばシャツ着てきた?タイツはいてる?帽子は?耳あては?手袋持ってきた?雪用の靴履いてるね? 東京の人はホント、世話がやけるの!」

「言われたとおりにしてきました、はい」



津軽海峡

 

函館市内

 

函館朝市で「かにまん」300円。

おいしっ!

中身はかに肉のみ。

お土産に、と思ったけど、都内でも販売が判明。

や〜めた

 

市電で観光

 

いかマンホール


 

急な坂道を歩いてロープウエイ乗り場に行き、台湾からの観光客とおぼしき団体にもみくちゃにされながら函館山山頂に

美しいの! 天気が悪いと見えないそうで〜 ラッキ〜

 

夜景がきれいだけど、夜景そのものより、暮れていく景色がとてもよい。
十分堪能した後、ホテルに戻ってから、安くておいしい「居酒屋ココ」にお迎えの車で直行
 

 

ほっけのお刺身。

カワハギの肝あえ。

イカ素麺。

活きボタン海老。

活きホタテ。

くくっ〜〜!!

 

このタラバ、1000円なの〜 

ごはん入らず。

締めにおはぎなぞいただいて、ま〜ん〜ぷ〜く〜。

し〜あ〜わ〜せ〜。

帰りも車でホテルまで送っていただき、「居酒屋ココ」さんありがと〜

 

14時チェックインのところ、12時インOKにしてくれたアクアガーデンホテルをあとに、由緒ある建物をティールームにしている喫茶店でケーキ&お茶の後、函館駅に

 

特急「北斗」

 

八雲駅で上りの鈍行に乗り換え

 

2両編成のワンマンカーは「落部駅」で私たち2人をおろした後、コトコト去っていきました

 

無人の「落部駅」

駅前には宿から女性のスタッフの運転する車が待っていてくれました

 

アイスバーンの道をお話しながら走ること10分ほど、オジロワシを目撃して感動したり「秋は、温泉のついでに新巻鮭を買いにきたりする人もいるの。

1本1500円。

おいしいよ〜」などと言われて、目が点!!

 

あっという間に到着

 

今回、落部川沿いの眺めのいいお部屋

12畳、椅子3脚の広縁、トイレ付き

 

2重のガラス戸

背後に洗面台とトイレ

 

目の下は落部川

 

今回のお部屋も「石楠花」

 

外と同じくらい霜が付いてる冷蔵庫

 

ウォシュレットのトイレ。

便座の温度が高めに設定。

あったか〜い

 

テレビ

 

つり橋の向こう、3000坪の敷地の中に、かつらの湯、トチニの湯、と2箇所の野天風呂があり、宿から木の札を借りていざ出発! 

宿で長靴を貸してくれる

感激のあまり、わざわざ道に面した看板まで歩いて記念撮影。

お嬢3、雪の中の野天と判明して同行拒否。

「雪は嫌いって言ってるでしょ!1人で行って!」

「ま〜そう言わずにさ〜。これは私の長年の夢なんだからさ〜。私が心臓発作で死んだらどうするの!」

「露天に入っているときに死ぬのが理想だって言ってるじゃな〜い!」

「露天で死ぬのはいいけど、宿の人が来る前に、タオルかけてくれる人がいないと困る!」

「…わかった… 親孝行のつもりで行く…」

 

 

高所恐怖のお嬢、つり橋で固まる

 

「揺らさないで!揺らさないで〜!落ちたらどうするの〜!!」

「はやくしろ〜 落ちたら手を振ってあげるよ〜」

「いや〜!!帰りは違う道にして!!」

「これしかないんじゃない? あったとしたって違う吊橋でしょ、川渡るんだから」

「…」

 

5分後に無事対岸に。

目印の杭をたどりながら雪の中を歩く。

白樺林

 

10分ほど歩き、体がほてってきたころ、見えてきました!

 

ちょっと感激で胸キュンです



簡単な木の脱衣所の前に、丸太をくり抜いてできた湯船が、溢れている…

 

4〜5mさきに2人入れそうな木の湯船が… 溢れている…

 

 

 

嫌がっていたわりには、まったり浸かるお嬢。

「いつでもタオルかけてあげるからね〜」と、心強いお言葉。
「頼むよ〜。でも、タオルだけって、ちょっと… 下着も着せてくれる?」
「わかった!」
「熟女の下着姿ってのもなんだから… やっぱりちゃんとセーターとジーパンもきせて」
「あのね!!」
「?」
「ちゃんと自分で洋服着てから死んで!!」

 

湯口から出てくるお湯の音だけ。しじま。

湯船全体に藻がついてぬるぬるするので、しっかりと掴まってたゆたっている。

生涯忘れないだろうなぁ このひととき、この光景…
 


 

  四角いお風呂のほうが、ぬるめの温度になっている。
おだやかで、思いのほか寒くなかった。
お湯は柔らかく、濃く、優しく、そして白い世界が止まっていた。

私たちだけのお風呂ではないので、なごりおしみつつ、帰る。
「お嬢、感謝! 生涯忘れないよ〜」
「よかったね〜。死ななかったね〜」
「うん、残念!」

 

 

北の大地の猫はたくましい!

 

おお〜! 

子猫も環境に適応してる!

 

内湯入り口。

2箇所のお風呂は夜中の12時に男女入れ替えとなる。


 

  豪快な木造りの見事な内湯は湯気で写真撮れず。
びっしりと成分が岩にこびりついた雪見の露天。

東京から、札幌に住んでいる妹さんと来たという年配の女性としばしおしゃべり

 

 

お食事。

6時にお部屋に運んでくれる

 

前菜。

山菜類はすべて敷地内で採れるものを塩漬けで保存、塩出しして調理しているとのこと

 

あまりに大きなコゴミなので、大味で硬いのではと、おそるおそる口に入れると…

しっかりした歯ごたえの後に、柔らかく、じつに味わい深いうまみが広がって、春の香りが感じられる。

塩出しも丁寧にされているので、ごまだれの控えめな甘さがたいへんおいしく、この土地の滋養を、直接いただいているような気分になった。

酢の物は、蟹と大根、いくらのせ

 

お刺身はボタン海老、ヒラメ、ぶり。

山の中で、海からのすてきな贈り物よ〜

 

焼き物はギンダラ、山芋の梅肉あえ

 

鳥鍋。

鶏肉、レバーなど、つくね団子、野菜類と山菜。

北の大地の鶏の実力!

 

そして玉子に感動。
近辺でこだわり玉子を作っている方から直接仕入れているとのことで、最近なんとなく生卵を敬遠していた私は、目の覚めるような思いだった

 

蒸し物はひらめ

 

お蕎麦はギンダラのせ

 

山菜ご飯

じゅんさい入りのお吸い物

 

食事後、すぐにお布団を敷いてくれた。

そのあと、デザートを運んでくださり、タイミングいいのよ〜

デザート食べてお布団にゴロ〜ン


 

  夜中に入れ替わったお風呂に。内湯。
岩で囲まれたとても広いお風呂で、入り口が2箇所あり、風呂場の真ん中に仕切りの岩があって、かつての混浴のお風呂のなごりかな。
足を入れたとたん、ビリビリビリッと刺激が走り、思わず「あっ!」

かなり強く熱いお湯で、首まで浸かると全身に電気が走るようなかんじ。
びっしり付着している成分は、野天やもう1箇所のお風呂と色が違い、このおふろがいちばん強烈。
ビリビリ好きにはたまらないでしょ〜ね、このお湯

 

露天。ここのほうが刺激が少ない。
 



グッドタイミングで粉雪が音もなく降ってきました〜
 

 

軽くてふっくふくの羽根布団! 

もぐりこむと、空気の層がふわっと温まる。

いいな〜 

こんな上等の羽根布団、欲しいな〜

暖房を止めて寝ましたが、朝、目が覚めるとうっすら汗ばんでました〜

 

朝ごはんです

 

いろいろ並んでいますが、かなり寝ぼけているので…

 

肉厚のサバ、ホタテの佃煮、おいしい塩辛

 

熱々のなめこのお味噌汁が、キューッと胃袋に入っていって、少しずつ目が覚めます


 

誰もいない朝のお風呂。
入浴剤投入事件やら水道水使用事件など別世界の出来事のようです。
滔々とあふれています

 

誰もいない朝の露天


 

湯口

 

お湯の落ちる音だけです



このお風呂場に住みたい気持ち… 時間がきました
 

 

11時38分発の列車に乗るので、10時のチェックアウト、1時間延長をお願いしたら
「どうぞ遠慮なくゆっくりお過ごしください」と言ってくださいました。

お部屋で11時までのんびりして、ゆるゆるロビーで新聞など

 

廊下の途中にあるお休みどころ。

大きな1枚板が飾られていて、あまりの見事さに、昨夜思わずフトロントにこの木は何なのかを聞きにいき、ご主人といろいろお話できて、いい時間をすごせました

 

11時10分にご主人の運転する車に乗って落部駅に。

「トチニの湯」のお湯がいちばん好きです、と言ったら「分かりますか〜。あのお湯だけ泉質がぜんぜん違うんですよ」

川のそばにお風呂を作ろうと思い立って自分たちで作られたとか

 

「プロに頼めば、きれいなお風呂はすぐできるけど、自分たちでやるのが楽しいから」

このご主人の感性が、お風呂にもお食事にも息づいていて、その飾らず素朴で温かいもてなしに、四季折々、訪れてみたくなる宿でした

 

北海道の魅力をまざまざと感じることのできる、いい温泉だった〜

 

正面、駒ケ岳

 

さて函館に戻り、遅い飛行機の時間まで観光。

正面、函館山

 

蔵を改装した喫茶店でお茶

 

自由市場でイクラと塩辛とイカ飯を大量に買い込む

 

市場のおばさんの勧めで市場内のお寿司屋さん。

カニカニ!

 

イカイカ!うま!

 

ウニー!!!

 

えっ? 穴子がおいしいの? 

ほんと!うま〜〜!!

 

もうおなかいっぱいだけど、どうしてもイクラ丼!

小で! 

寿司屋のおじさんに笑われたけど。

このキラメキ!ああ北海道!


 

  さらば函館。また来る日まで…

お嬢3「死ぬほど食べた〜!パーフェクトな旅行だったね〜。
雪がなければ、いつだって一緒に来てあげる〜」

 


道南 温泉旅館 銀婚湯

 

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