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上のほうの有名な共同浴場は、時として排他的入浴圏域の感があるけど、ここは日帰りの客がほどよく入れ替わり立ち代わり、という状態で、よそものにも温かい |
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夜中の12時過ぎのお風呂は、きれいにお掃除されて、脱衣処も湯気抜きのためにガラス戸を開けていた。 お湯はまだ満ちておらず、湯船に入ると、新鮮なお湯が少しずつ体の上にあがっていく。 |
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かすかな硫黄のにおいの満ちるお風呂で、源泉のしたたりに足を伸ばすと… ひんやりしたお湯の流れが、足首から膝、太ももを伝って胸に流れ、わき腹を通って首筋に走っていく… 緊張感を縦糸に、解放感を横糸に織られる、1人きりの貴重な時間。 そしてこのお湯は… まるでドラッグ… やみつきになりそう… |
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誰もいないのでしみじみと掛け流して幸せに浸かる。 |
![]() お風呂から出ると朝ごはんがおこたの上に載っていた。 |
食べたらまた眠くなって横になる。 硫黄泉に入ると、冴え冴えとしていつも眠れないのに、なんだかとてもよく寝られる。 「おはようございます」というおじさんの声! 寝こみを襲われてあわてるが(たぶん10時だったのだ)布団に起き上がって財布などゴソゴソと。 「7500円でございます」 「12時まで延長したいのですが」 「それでは…延長1000円ということで、8500円で」交渉成立。 しばし、お湯の話など。 パジャマ姿だけどそこは、まあ。 で、また寝てしまった。
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