栃木県 塩原温泉
ホテル 山麓あずまや

2003年7月23日泊

 

とんぼが飛び交い
蝶々が舞って
山百合が馥郁と香る
森の中の小さなお風呂

バスが高速道路を降りると、しばらく平坦な高原が続く
最後のコンビニを見て、広い道路沿いの「アグリパル」という大型施設を通過すると、ゆるくカーブして、突然坂を登り始める
道が急激に細くなり、気がつくと緑のトンネルを走っている
前方のワンダーランドから吹いてくる風で、体に染み込んだ日常が背後に吹き飛んでいく
「ようこそ塩原温泉郷へ」   初めて訪れたときの感動が蘇る…

 


 

塩原温泉には、4軒の気になるお宿があったの

ここは最後の1軒

なぜ最後にしたかというと

たぶん、一番気になっていたから


 

まだ2時半
雨がぱらついてきたので、ロビーで待たせたもらおう

すると、ロビーに座っていたおばあちゃんが、
「いっらっしゃいませ、どうぞどうぞ、お部屋のほうに」と、元気な声をかける

フロントで記帳して、靴のまま女将さんに部屋に案内される


 

1人泊1万円のお部屋

4畳+6畳

別館4階

2人泊ですと@8000円

 

 ホテル山麓あずまや


 

部屋のドア脇の冷蔵庫と
洗面台

冷蔵庫は飲み物引っ張り出し方式で、何も入らず


 

トイレは清潔

ウォシュレットではなし


 

ガラス戸からは山の風景

下は田圃や空き地
道路

車の音がするが、気にはならない


 

なにはともあれ、
セルフポートレート


 

2時40分だしな〜 お茶でも飲むか…

なぜか饅頭は2つ
サービス? 勘違い? 

3時前ってことは、私以外は誰もいないってこと? 

大変だ!お茶なんか飲んでいられない! 

お風呂よ!


 

1階まで降りて通路を通り…


 

お風呂の入り口

女湯、露天、家族風呂、男湯の4カ所のドアがある


 

まず露天風呂へ…


 

この胸のトキメキッ…


 

本日のバージンロード


 




きれいに手入れされた階段

66段

 

 

  
 


 

  ワ〜オッ !!

 

 

 


この上にもう一つあるの

上る

 


 

エクセレントよ〜!!


 

人類が滅亡しても残るであろう桶!


 

 

お掃除してお湯を入れ直していたらしい

まだいっぱいではないの

 


透明なお湯にゴミ一つ浮いていない

今までの塩原のお湯と違って、サラサラとした感じ
いいお湯です

混浴なので、露天アイテム着てきたのだ、念のため

ばかばかしいので脱いでしまった、だって誰もいないんだもの


 

              入りました  足の先です

 


 

山の風景


 

湯小屋の方向


 

とりあえず戻ってほかのお風呂に

脱ぎっぱなしの私のスリッパは、きちんと揃えてある

以後、夜中を除いて、いつでも揃えられていた


 

家族風呂

おもしろ〜い! 

岩の上に建てたのだそうだ

1メートルほどの深さの立ち湯の部分もある


 

女湯の脱衣処


 

女湯

これは翌朝の写真

たっぷりと溢れている


 

男湯

ちょ〜おもしろ〜い! 

岩の割れ目の奥の方からお湯が出ている

左は深くなっている

ここもお湯が、まだいっぱいになっていないの


 

ちょっと入ってみました   「 来るなら来い! おもしろ〜い! 」

 

この部屋の油絵もおもしろいの、なぜか大根と白菜

白菜は大根の重みで、つぶれたウサギのように見える


やっとお茶なのだ

やっぱりいつものパターン


 

ひと息つくとお夕飯  キュートな若女将が運んでくれる
うわっ!!大変よ、すごい量…


 

お膳を若女将が片づける間、若旦那が布団を敷いてくれる
感じのいいカップルなのだ

チェックアウトを2時間延長すると1000円とのことで、延長!
朝は私だけのお風呂よ〜男湯も!
 

梅酒、山菜、もずく、湯葉の煮もの、イカのワサビ酢和え
天ぷらはエビ、キス、ナス、サツマイモ、シシトウ
鮎の塩焼き、鰹のお刺身、牛肉の陶板焼き、鰻蒲焼き、卵豆腐、デザートはブドウです

ひと鉢の中身がすごく多くて、湯葉なんかはあまりの重さに器を落とすとこだった
蒲焼きはどーんとひと串分だし…味付けは私にはやや濃いめかな

ごはんもおいしい
おかず半分強食べたけど、とてもとてもおなかいっぱいで、もうだめ

ダイエットして1.5キロ減らしてきたの
でもお肉のブニブニ感がと
れないのはなぜ?! 


 

お風呂好きの夏目漱石も、あちこちでまったりしたのよね〜

夜、誰もいないお風呂に男が1人で入ってゆらゆらしていると…突如入り口に白い全裸の女体が…
目が点になる男…
女はくるりとくびすを返し、けたたましく笑いながら闇の中に消えていく…
背後に目が点になったまま固まって浮いているおじさんを残して…

明治の人は、朝からあんな新聞小説読まされて気の毒に
期待しちゃうよね
また出てくるか?あの女体…
 

夜のお風呂は、表情が一変していた

昼間のあの楚々とした控えめな表情は消え去り、満々と漲った面から立ち上る湯煙りも豊かに、活力に溢れて、見事な存在であった

お湯につかると、このお湯の、自信に充ちた感じが伝わって
くる

男湯に誰もいないので入ってしまう

この岩の下にもぐり込むと何ともまったりとするの

 

 

 

 


 



 

さ〜て、思索と長風呂はいいかげんにしないと



イッタ〜イ !!

立ち上がろうとして、岩に頭をぶつけたの…

この岩の内側に
<頭上危険>って貼っておいてほしい…


 

朝はラウンジで

ん? 3人分しかない… 

もう食べちゃった人がい
るのかしら


 

これまた、なんとたくさん…
私は朝はコーヒーしか飲まないのに
半分食べられるかしら
1組の夫婦がそそくさと食べて消えてしまった
大女将のおばあちゃんに話しかけられながら、ゆっくり戴く
おばあちゃんは元気で、耳がやや不自由のようで独り言も大きな声だ

食器を片づけながら、
「ああ、こんなに残して」「悲しいの、一生懸命作ってくれているのに…」 


 

た、食べました

ナスの炒め物を除いて、全部

ごはんは3口しか入りません

布団は上げてあったので、部屋に帰って畳に倒れ込みました

苦しくて、しばし休息

 

 


お風呂

今からは、私だけのお風呂!

す べ て !

 


 

この小さいほうの露天は、もみじの木で囲まれている

秋にはさぞかし…


 

4階から玄関を見る


 

三代に亘る女将さんたちの心が伝わってくるお宿でした

素人の修理ではあるが、障子はきちんと穴をふさぎ、タイルは貼り直してある


 

お風呂はお湯の透明度にふさわしく、どこもゴミ一つ落ちていなかった


 

バス停から10分

道路のすぐ脇
 


My secret hot spring

 

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