日本秘湯の会のスタンプが10コ貯まった。
老境の入り口にかかった身体には疲れも溜まった。

「せっかくだから、サービス泊ともう1泊で温泉に行こうよ」

「季節柄、どうせなら雪見の露天風呂がイイね」

それじゃ、電車だ。
いろいろ考えていくと、移動する時間も交通費ももったいないし、疲れる。

連泊しよう。

その希望条件にピッタリ合ったのが、栃尾又温泉「自在館」

二人のお気に入りの宿。

日本秘湯の会へスタンプ帳を郵送して、予約確定後に宿に連泊を予約。

2月6日(日)午前10時20分自宅を出発。

久しぶりの電車旅、先ずは駅弁で旅気分を味わう。

新幹線の車窓から煙をたなびかせた浅間山が見えた  沼田の辺りかな

 

 

浦佐駅には12時45分頃着。

駅構内にも駅前にも、時間つぶすものはな〜んもない。

1軒だけあった「With You」という喫茶兼レストランに入る。

上、女将が注文した八海山の甘酒。
下、番頭注文のお汁粉。

13時半の送迎待ち合わせ。

他に5〜6組のお客さんが乗り込み、ほぼ満席状態になる。

運転されていた若い男性、帰る日に他の従業員に聞いたら社長さんだった。

 

浦佐駅前ロータリーの融雪水設備。

女将が興味を示したので撮影。

17号線から福島県の只見に通ずる352号線に入ると、ほらこうですよ。

 

フル回転で除雪作業している。これはロータリー式の除雪車。

 

ブルドーザーだね。

 

宿に着くまで、7台の除雪車に遭遇。 歩道用の幅の狭い小型除雪車もあったよ。

 

この景観を見ると、生活は大変だろうな〜と思う。

 


 

一段と雪が深くなったようだ。
「はしゃいじゃって申し訳ないですね」と言うと、
「いや、豪雪をいっぱい楽しんで下さいよ」とのこと。

それもそうだ、同情したところで屁の足しにもなりゃしないもんね〜。
せっかくだから、心おきなく楽しませてもらいます、と決めた。

おお、「左折すると栃尾又温泉」の看板。雪で直進できないけどね。

 

 

到着

 

道路は水を流してるから消えているが、3メートルを超える積雪だ。

 

 

部屋は3階、初めて泊まった時と同じです。

しかし、部屋からの景色は全く違う。

「ああ〜、すご〜い!」
女将の口から、今日十数度目の「すごい!」が、、、

 

 

上、薬師堂が雪に埋もれてる。

 

 

左、
向かいの山は、この通りです。

室内は暖房されていて、薄着でも大丈夫。
別にファンヒーターも置かれていたが、点ける必要はない。

トイレはウォームレット(便座が暖かい)。

 

下を見下ろすと、霊泉「したの湯」が雪の中に。

2〜3日前に電話があり、「ご存じのように豪雪で、対岸の雪崩の危険がありますので、したの湯は使用できませんのでご了解下さい」と言っていました。

「したの湯」の屋根や、宿側の除雪は努力すればできるが、対岸の山の除雪はね〜。
事前に電話いただいたので、僕は今回も「したの湯」を諦めてきました。
それにしても、すごい。

 

部屋の側に張り出した枝の雪。

 

部屋に用意されていた歓迎茶菓子、「なごり雪」という名が妙に笑える。

貸し切り露天風呂「うけづの湯」の予約が4時20分なので、それまで下の景色を眺めながらお茶休憩。

 

うけづの湯

 

 

入浴時目線

 

 

景観を良くするために、ちょっと除雪をしちゃいました。

でも、この向こうは崖なので、ホントは危険です。
勝手なことをして落ちたりしたら、みんなに迷惑をかけることになるし、恥ずかしい姿で死んじゃいます、みなさんマネしないでね。

ごめんなさい。

 

 

夕食は野草庵にて。

メニューは前回、前々回とほぼ同じなので割愛します。

今回は、売店で見つけた「日本秘湯を守る会」のワインを笑味。

ワイン素人で、フルーティーな味を好む僕等には、ちょっとねだけど、二人で小瓶を空けてしまったよ。

みなさんも行かれたらお試しあれ。

 

朝食は同じ場所で。

この景色を見ながら朝めしを喰えば、当然3回はお代わりしちゃうよね。

手作りヨーグルトはうまい。

 

 

暖かい部屋で、あったかいご飯を食べながら、この景色を眺める。

う〜ん、、、、

 

霊泉「うえの湯」へは、旧館の軒下を通って行く。

振り返って見上げると本館の3階部分しか見えない。

 

 

 

上、「うえの湯」の浴場から。

この窓の下に浴槽があり、みなさん静かに浸かっている。

地震の影響で2度ほど温度が下がったこと、浴槽にパイプで熱い湯を通して加温していることは、サイトで告知されていた。

確かに、泡の付き具合は少ないようだ。

文庫本を持ち込み、1時間ちょっと入浴。

左、浴場の外。

 

コーヒー休憩すると、ロビーで本日帰る人達をよそ目に、貸し切り露天風呂「うけづの湯」へ。

あ〜、連泊とは何と幸せ者なんだろうな〜。

風呂に入ると、ありゃりゃ、除雪が進んでいる。

ダメよ!危険だから。

小さな可愛い雪だるまもある。

 

負けず嫌いの大バカ者が、こんなもの作って、、、

自然の景観が台無しじゃないか。

上がる時に、谷底に押して落とすつもりが、もったいなくてそのままに、、、

ごめんなさ〜い!

 

快晴です。

自在館の近くには、他に2軒の宿があるだけで、な〜んもない。

でも、大雪の探検だ!
と、長靴を借りて外へ。

 

 

上、
宿への入り口にあるバス停(左)近く。

この積雪を見てよ。
女将がこんなに小さく見えるんだ。
4メートルはあるんじゃないの。

僕は雪国会津の生まれだから、それほどでもないけど、九州出身の女将は大ハシャギだ。

朝出たジュースをかけて雪を食べたい!と言い出す。

左、宿の左横から薬師堂へ行ってみようと登り始める。

雪下ろしをしていたオジサンに、「行けないよ〜」と言われて、「残念!」

そんなことがあってか、後でオジサンがここに階段と、薬師堂まで踏み固めた道を造ってくれた。

 

貸し切り風呂
「うさぎの湯」から

 

入浴時目線

うさぎの湯は露天ではない。

内湯としても使える広さがあるし、ラジウムを多く吸い込めると思うからお奨めだね。

それに、この景色を見ながら入れる。

洗い場があるから、ひげ剃りとシャンプーしたい時はここを予約しました。

 

地下2階にあるから、下を覗くと
霊泉「したの湯」がすぐそこに見える。

入れない、と思うと入りたくなるのが人情。

僕は未だ入ったことがないんだ。

今度来た時は絶対入る!

 

女将、この景色を眺めて飽かず。

 

 

2日目の夕食。

今夜は、冷酒にしました。
越後銘酒「緑川」、冬季限定生酒。

下戸の僕が言うのもおかしいけど、これはウマイですよ。

飲みたかったら、冬に行かないとね。

好きなあなた、ほらヨダレが、、、

 

連泊というので、鍋は初日鴨鍋から自在鍋に替わり、焼き物は岩魚から虹鱒になった。

 

これは、ステーキと椎茸から替わった岩魚の返し焼き。

天ぷら状にカリカリに揚げたもの、ポン酢でいただく。

 

これはサービスで出たショウガ味噌の焼きおにぎり。

部屋に持ち帰り、夜食としていただきました。

 

初日吸い物だった汁が、けんちん汁に替わる。

 

 

最後の日の朝食は食堂で。

この景色を見て食べれば、場所は関係ないね。

サラダ、納豆、手作りヨーグルト、ジュース(グレープ、グレープフルーツ)は自由に。

ご飯、みそ汁はお代わり自由。

さすがに自在館のご飯はウマい、これホント。

ロビーで、飲み放題サービスのコーヒーを飲みながら休憩。
自販機にはジュース類@150円、缶ビール@350円。
アイスは@100円、カップ麺@150円で売っている。
山の宿としてはリーズナブルでうれしい。
 

 

 

うさぎの湯を9時から貸し切り、じっくりと1時間楽しむ。

umm、疲れがとれたのかな、身体が浮き加減だ。

 

 

12時までに部屋を明け渡せば良いので、ゆっくりと帰り支度をしてロビーへ。

上の景色を眺めたり、囲炉裏で記念撮影を頼んだりして、12時50分発の送迎バスを待つ。

この宿は山の中の秘湯だけど、部屋には来ないし、ベタベタの作られたお愛想もない。
素朴な宿の素朴なもてなしがあるだけ。
これは僕等の好みに合う。
それに肩こりとかに良く効くと思う。
疲れた時にのんびりと温泉を楽しみたいと思ったら又来よう。

 

 

 

 

浦佐駅発13時50分のMAXときで帰宅。

浦佐駅で唯一売っていた駅弁の釜飯。

僕は蒸していたあったかい笹団子も購入。

夕方4時には自宅着。

地震と豪雪の新潟ガンバレ!
募金もイイけど、遊びに行って楽しむのも間接的にガンバレになるんじゃない。

新潟の冬季限定の楽しみを満喫してきました〜。

新潟県 栃尾又温泉 自在館

 

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