山形県 銀山温泉 能登屋旅館
2001年11月
今回の温泉旅行は母とそのお友達おば様達のお供をして行きました。 温泉好きなら、まず知らない人は居ないんじゃないのかなぁ。 旅行雑誌で”風情ある温泉”なんて特集をやっていると、銀山温泉って必ず取り上げられるからね。 いろんな人が能登屋をバックに記念写真を撮っていたりする。 国の登録文化財だもんねぇ。 そりゃ〜立派だよ。何度見ても”ほぉ〜”と見とれてしまう。 見目麗しい姿だねぇ。 大分前の山形の観光ポスターに銀山温泉の写真と共に”時間がたんと染み込んでいい味になりました”って書いてあったけど、まさにそんな感じだよ。
館内は、古い物を残しながらもエレベーターなんかも設置されていて、設備面での不便は感じない。 古さ故の不便を感じることなく、その風情を味わえる‥。 なぁ〜んて都合がいいんでしょう!。階段の昇降は無いほうがラクでイイもんね。やっぱり。 客室も純和風の造りで、なんとも落ち着く。 でも不思議だよねぇ、鉄筋の建物って中に居ると気持ちが圧迫されるような感じになるんだけど、木造の建物の中だと気持ちが解けてゆくように感じられる。欄間とか書院の凝った造りなんかを見ていたら「自分が生まれる前にも、この部屋で同じ光景を見ていた人がいる」なんてことをふと、考えたりしたよ。
風呂は、時間で男女が入れ替わる。 四畳半位の木の浴槽と六畳位の御影石の浴槽がコンビネーションで有る浴室と十二畳位の浴槽は勿論、洗い場まで総檜の浴室がある。 露天風呂はこちらにしか併設されていない。 周囲は竹垣、上は葦簾で覆われていて、風情はあるんだけども開放感がないんだよねぇ。 さらに厳冬期は湯温が下がりすぎるからクローズしちゃうんだって、惜しいよなぁ。 でもね、源泉を自然に浴槽に流すために半地下に造られた、洞窟風呂があるよ。 無料で貸し切れるから他人の目なんか気にせず入浴できるぞ。 もうもうと湯気が篭って秘湯ムード満点での入浴は 雰囲気いいぞ〜。 薄めの白濁泉は、よく暖まるとってもいい湯だと感じられた。 勿論、源泉掛け流し。 食事は、人数によるけれども夕食は部屋か個室でいただける。
これがまた豪華で凄いのさ〜!。 極上の尾花沢牛のステーキ、手打ちの鰊そば、女将さん手製の鯉の甘煮(臭みのない絶品!)… 山形に来たことが実感出来る郷土料理は、盛り付けもきれいだし、味自体のレベルはハンパじゃないくらい高くて、熟年オバサマ達は「もう食べられない〜」なんて言いながらも、ほぼ食べきっていたよ。 聞いたら、味付けが熟年には程よい濃さなんだって。ふぅ〜ん。 いままで書いた部分だけとっても、誰にでも安心してお薦め出来るんだけど、能登屋の客への対応は真心と人情が伝わってきて、本当に素晴らしいぞ。 夕食で御飯を食べきれないと握り飯にして後で部屋に届けてくれたし、フロントに預けた荷物にはさりげなくスカーフが掛けられていた。 寒くないようにとの心遣いから靴を暖めておいてくれたり、客のことを心から考えてくれているのが、とっても嬉しい。 オバサマ達も能登屋のサービスには心から満足してくれたみたい。
普段は、ウザイなぁ〜くらいの存在だけど、母が喜ぶ姿を見ていると息子としてはやっぱり嬉しいね。 最初に泊まった時、帰路のバスで女将さんと一緒になったんだけど、その時「人の真心は、世の中がどんな風にかわっても一番大切にしなくてはいけない」と仰っていたんだけども、見事に具現化しているよ。 「土曜日だろうと平日だろうとサービスする心が変わるわけではないから…、料金のアップはしていないんですよ」との事。 確かにお盆に泊まった時も今回も料金は同じだったなぁ。 予約を取るのはなかなか大変なんだけど、その価値は十二分にあるぞ。 モラルの悪い客も沢山経験してるだろうに、そんな素振りは全く見せないのは、客商売としては当然と言えばそうなんだけれども立派だよね。 一度行く価値は大いにあるぞぉ。
能登屋の女将さんと記念撮影
宿泊料@¥15,000
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